不妊鍼灸治療の流れ

  • 1初回カウンセリング
    初診時には症状や病歴、体調についてお話をうかがいます。今まで受けてきた治療や検査のデータ、基礎体温表などがあればご持参ください。
    担当鍼灸師が不妊鍼灸治療についてのご説明をいたします。
    気になることがあれば、どんなことでもお尋ねください。
  • 2お着替えと検査
    鍼灸治療用のローブにお着替えいただいて、ベッドに仰向けになっていただきます。脈、舌、お腹をチェックしながら、さらに細かく体調や症状、月経サイクルについての質問をさせていただきます。
    骨盤バランスの検査もいたします。
  • 3治療プランのご説明
    問診と検査の結果をベースに、一日も早く妊娠、出産までたどりつくための治療プランのご提案をさせていただきます。
    使用するハリやお灸をお見せいたします。
    治療に関してのご質問やご要望もお伺いしますので、ご不明な点があればどんどんご相談ください。
  • 4骨盤矯正
    鍼灸治療に入る前に、まずはやさしい整体で骨盤周辺の筋肉の緊張をゆるめます。
    骨盤をあるべき位置に戻すことで、骨盤内の血管や内臓の位置が整い、その後の鍼灸治療の効果をより高く引き出すことができるようになります。
  • 5仰向けでの鍼灸治療
    体質を改善するためのツボに加え、その日の体調や月経周期に合わせてハリを打ちます。必要に応じて温灸や棒灸などで深部を温めます。
    冷えが強い場合はさらにホットストーン、赤外線なども併用します。
  • 6置鍼と手技調整
    そのまま10~15分、ツボにハリを入れたままにいたします(置鍼)。
    その間、担当鍼灸師が常にベッドサイドに待機して、ハリの刺激やお灸の調整をしながら脈の変化を確認いたします。
    周期によって鼠蹊部と下腹部のマッサージを加える手技調整は、「手の優しさが伝わる」と皆さまに人気の治療のひとつです。
  • 7うつ伏せでの鍼灸治療
    首、肩、背中を中心にハリを打ち、骨盤周辺を温灸やホットストーンで温めます。肩こりや腰痛がある場合は、その治療も一緒に行います。
    足にむくみがある場合には、骨盤内の血流を維持するために、ふくらはぎマッサージを加えます。
  • 8背中のチェックと皮内鍼
    背骨沿いの筋肉と骨盤を手技にて調整し、長さ1ミリほどの鍼(皮内鍼)をツボに貼って治療終了です。担当鍼灸師から治療についての追加説明、次回の治療予定、ご自宅でできるお灸や運動などの指示があります。
    ご質問やご意見があれば遠慮なくどうぞ。

どのくらいの頻度で、どのくらいの期間?

通常は週に1回、月に4回ほどの治療で、月経期、卵胞期、排卵期、黄体期にそれぞれ治療をすることができます。基礎体温や生理周期に大きな乱れがある方や、採卵や移植の日が迫っている場合、最初は週2回の通院をおすすめすることもあります。「通院期間はどのくらいですか?」というご質問をよく受けますが、残念ながら正確にお答えすることは難しいところです。患者様によっては数ヶ月で基礎体温表がきれいなカーブを描くようになり、体質の変化を実感されますが、コンディションによっては半年から1年以上お時間をいただく場合もあります。しかし、基礎体温がきれいな二相性にならなければ妊娠しない、というわけではなく、そちらの方向に向かって改善していく過程で妊娠の確率が確実に上がっていきますのでご安心下さい。

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