糖の真実:妊活中の糖分摂取について

糖の真実:妊活中の糖分摂取について

不妊症克服!〜食養生〜

南国でとれる食材、例えばパイナップルやマンゴーなど、は身体を冷やす性質があるのはご存知ですか? 

反対に、寒い地域でとれる食材は身体を温める性質があります。

地域と季節に合わせた食材を摂ることで、本来の身体のバランスを保つことができるのです。

 


今回は、主に暖かい地域で生産されているお砂糖についてお話をさせていただきます。

お砂糖は様々な食品に含まれ、私達は日常的に摂取しています。
ケーキやパン・お菓子類はもちろん、ジュース・アルコール類・お弁当・お惣菜やサラダのドレッシングなど、至る所で使用されています。

一般的に、お砂糖の原料といえばサトウキビ
日本では主に沖縄で生産されていることは有名ですね。
暖かい地域でとれるサトウキビは、身体を冷やす性質があります。

お砂糖は東洋医学でも陰性の食品とされており、摂りすぎると身体を冷やしてしまったり、胃腸を弱らせてしまうと言われています。


妊娠を望む場合、お砂糖を避けたほうがいいのでしょうか?
それが今回のテーマです。

東洋医学では、妊娠するために一番重要なものは「血」。←”ち”ではなくて“けつ”と読みます。

子宮内膜をつくるのも、卵子や卵胞に栄養を運び成熟させるのもが行なっています。着床した受精卵を育てるのも、の役目。

西洋医学/生理学でも、脳で分泌されたホルモンは血液によって運ばれ、骨盤内の生殖器に届きます。不妊治療で使用する様々なお薬も、血流にのって運ばれます。

受精卵が着床する内膜も、毛細血管が充血してできるもの。

女性にとって、はとても重要なものです。


お砂糖の過剰摂取によって身体が冷えると、血の巡りを悪くし、ホルモンバランスを乱す原因となったり、子宮や卵巣の環境を悪くしてしまいます。東洋医学では瘀血(おけつ)といいます。

さらに、冷えによって胃腸の働きが弱くなり、血液の元になる栄養分を作れなくなり、身体の血が不足してしまいます。東洋医学では血虚(けっきょ)といいます。


砂糖の害は、単に身体を冷やすことだけではありません。ベビ待ちの女性にとってはもっと深刻な症状へと繋がる可能性もあります。


糖分を摂取して血糖値が急激に上がると、膵臓からインスリンが大量に分泌されて、今度は急激に血糖値が下がります。

低血糖になると、再び身体が糖分を欲し、甘いものに手が伸びる原因となります。食後に何か甘いものが欲しくなるのは、食事後に低血糖になっているからなのです。

このような血糖値のローラーコースターに振り回されていると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの感受性を鈍くしてしまうインスリン抵抗性という状態を引き起こす原因となり、これが排卵障害などの不妊症へと繋がってしまうことがわかっています。

砂糖

イギリスのニュースページで、こんな画像を見つけました。食べ物に含まれている糖分を角砂糖に換算すると、かなりの量になることがわかります。例えばス●バのカフェモカは、なんと角砂糖9.5個です! 




さて、ひとくちにお砂糖といっても様々な種類がありますが、そのすべてが害になるのでしょうか?

まずは、ご自宅で使っているお砂糖を見直してみてください。

精製されている白砂糖やグラニュー糖は、糖の吸収率がとても高く、血糖値の急上昇・急降下を招きます。

黒砂糖やきび砂糖など茶色いお砂糖はミネラル分が入っており、少ない量でも自然な甘みを感じます。栄養面では白砂糖よりはおすすめですが、血糖値の急上昇は白砂糖やグラニュー糖とほぼ変わりません。

糖分は種類を問わず、血糖値に影響を与え、インスリン抵抗性を引き起こす可能性があります。

残念ながら、果物に含まれている果糖も同じです。

とはいえ…甘いものがない生活によって、よりストレスを感じてしまう方もいらっしゃいます。

そんな方にオススメなのが、てんさい糖です。

日本では北海道だけで作られているてん菜が原料となっています。
てん菜はビートまたは砂糖大根とも言われ、カブに似た形をした植物です。
砂糖の中で唯一、身体を温める性質があります。

さらに他の種類のお砂糖と比べて血糖値の上昇も穏やかなのが特徴です。

茶色いてんさい糖をよく見かけますが、本来のてんさい糖は白色をしているようです。
茶色のてんさい糖は煮詰めて出た色のようですので、白いてんさい糖よりもミネラル分が少なくなっているようです。

北海道てん菜協会というのもありましたので、気になる方はご覧になってみて下さい。→

血糖値が安定してくると「甘いものが食べたい!」という欲求が少なくなってきます。

血糖値の急上昇に気をつけるだけで、自然にお砂糖の摂取量を減らすことができますよ。

…..とここまでご説明をすると、半数ぐらいの方に
「人工甘味料ならいいの?」
と質問されます。

それはまた次回ご紹介いたします。

 

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