目黒区在住K様(34歳)より出産の報告をいただきました
患者様のお声 〜出産報告〜K様は、PCOSがありクリニックでお薬を飲みながら治療されていました。当院にお越しになり1ヶ月ほどで妊娠されました。妊娠中は腰痛など定期的に治療を行いました。安産とのことでスタッフ一同嬉しく思っております。
ご出産本当におめでとうございます。
① ご出産の時の様子を簡単にお願いいたします。
初産でしたが、陣痛が10分間隔になってから5hくらいで産まれ、とてもスムーズな出産でした。
② 当院に通院するようになって心身の状態はどのように変化しましたか。
体がああたまるようになり、睡眠のしつも良くなったように感じます。
③ 当院に通院して1番良かったこと嬉しかったことは何ですか。
不妊治療から妊娠中もお世話になりました。的確なアドバイスからたわいもない話まで色々話してもらえてよかったです。近くに知り合いがいないので心の支えでした。
④ 治療中の過程で印象に残っているエピソードがあればお聞かせ下さい。
家でできる食事、ストレッチなど様々教えてくださったこと。そして治療してすぐに授かることができたこと。
⑤ 同じような症状で悩んでいる患者様へアドバイスやメッセージをお願いします。
悩んでいるならすぐに不妊治療とセラキュアさんへの通院始めたら良いと思います。きっとあーはやく行けばよかった!となると思います。
K様、アンケートにご協力いただきありがとうございました。
ご出産本当におめでとうございます。
スタッフ一同、お子様の健やかな成長を心よりお祈りしております。
体質改善にはまず調味料から 〜番外編 油〜
不妊症克服! 〜調味料〜巷に溢れる食品添加物や、遺伝子組み換え食物。少しなら問題がなくても毎日摂取しているとどうなるでしょうか。誰でも体に必要なもの・不要なものを分別して排出する機能がありますが、それにより無駄なエネルギーを使ってしまったり、妊活に大敵な活性酸素の増加を招くことにもなります。
調味料を考える番外編は「油」です。
さしすせその中には入っていませんが、調理で使う頻度が高いのは油ではないでしょうか。
脳の約60%は脂肪でできていると言われています。またホルモンもコレステロールを材料にして作られているため、油の摂取というのは意外にも妊活にはとても重要なものになります。
どうせ毎日使うならより良い油をとりたいですよね。
油の種類は大まかに飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分かれています。
飽和脂肪酸はお肉やバター、ココナッツオイルなど、主に常温で固まる油です。吸収が良くエネルギーとなりやすいですが、摂りすぎると肥満や動脈硬化・心疾患など身体に悪影響を及ぼすと言われています。
不飽和脂肪酸は主に植物や魚の油など、常温で液状の油です。体内では合成できないため、積極的に摂りたい油の必須脂肪酸です。コレステロール値を下げると言われています。
これらにはさらに種類があり
・オメガ9 (オレイン酸)→オリーブオイル、菜種油、米油、ひまわり油、ナッツ類など
・オメガ6 (リノール酸)→ごま油、紅花油、グレープシードオイル、コーン油、大豆油、綿実油など
・オメガ3 (αリノレン酸・EPA・DHA)→えごま油、アマニ油、しそ油、くるみ、魚の油など
この中でも、なかなか摂れず不足しがちなのがオメガ3の油と言われています。
抗アレルギー作用や抗炎症作用があるというのが特徴で、免疫ととても関係性のある油です。
また、アメリカの研究ではオメガ3脂肪酸のサプリを摂った男性の精子数が増え、異常数が減ったという研究結果があり、精子の質の向上にも関係することがわかっています。
女性では、子宮内膜の質に関わります。内膜が厚くなりにくかったり、着床しにくいなど、子宮内のフローラの乱れや炎症がある場合などにも積極的に摂りたい脂肪酸です。
しかし、酸化しやすい油のため熱して使う油としては不向きです。調理としてではなく、サラダにかけて食べたりする調味料として取り入れてみてくださいね。
そしてなるべく控えたいのはオメガ6の油。いわゆるサラダ油と言われているものです。
リノール酸が多い油を過剰摂取すると血液を固めたり、血圧の上昇、体に炎症を起こす原因になると言われています。
本来ならオメガ3とオメガ6の油を1:1くらいで摂るのは問題ないとされていますが、外食やお惣菜、加工食品などで使用している頻度が高いため、現代では1:10くらいの割合でオメガ6の油が過剰摂取になってしまっていると考えられています。
ご家庭ではなるべくリノール酸を多く含むサラダ油の使用を避けると良いでしょう。
リノール酸を多く含むサラダ油は、高温で加熱をするとヒドロキシノネナールという有害な毒素が発生し、身体の細胞にダメージをあたえると考えられています。
妊活中にはできるだけ避けておきたい油です。
では調理で使う油はどれを選べばいいのでしょうか。
それは米油、ごま油、オリーブオイルが良いと言われています。
ごま油はオメガ6の油ですが、例外的に健康油に分類されます。
ごま油は熱しても酸化しにくく、抗酸化作用があります。茶色のごま油よりも白いごま油を選んで調理に使ってみてください。
オリーブ油は80%のオレイン酸を含み、10%がリノール酸のため理想的な油です。活性酸素の発生を抑え、細胞をサビから守ってくれます。
米油はオリーブ油に比べ、リノール酸が30%ほど含まれていますが健康的な油に分類されます。抗酸化作用があり、また原料になる米糠はほとんどが国産です。
日本では栽培されていませんが、遺伝子組み換え作物にはコーン、菜種、綿、大豆があり、これらを原料としてコーン油、菜種油、綿実油、大豆油が作られています。国内製造と記載があっても原産国が海外のものであれば遺伝子組み換え作物を原料としている可能性があるため注意が必要です。
こういった面でも、米は国産のものがほとんどなので、米油は安心して使いやすい油といえます。
いかがでしたか?
毎日使う調味料、ぜひキッチンにあるものを見直してみてくださいね。
体質改善にはまず調味料から 〜その3 醤油・味噌〜
不妊症克服! 〜調味料〜巷に溢れる食品添加物や、遺伝子組み換え食物。少しなら問題がなくても毎日摂取しているとどうなるでしょうか。誰でも体に必要なもの・不要なものを分別して排出する機能がありますが、それにより無駄なエネルギーを使ってしまったり、妊活に大敵な活性酸素の増加を招くことにもなります。
調味料を考える第三弾は醤油と味噌です。
醤油
原材料は大豆、小麦、塩。
原材料に記載されている大豆を確認すると、主に「脱脂加工大豆」と「丸大豆」があります。脱脂加工大豆は、有機溶剤で油を抽出したあとの大豆の搾りかすを使っているのですが、この有機溶剤に発ガン性があるのではないかと懸念されています。直接身体に取り入れるものではなくても、なるべく避けるに越したことはないと言われています。
また、この加工している大豆には遺伝子組み換え大豆を使用している可能性があります。日本では遺伝子組み換え大豆の栽培はしていないので、選べるなら国産丸大豆使用と書かれたものや、「(遺伝子組み換えでない)」と記載されているものを選んでみてくださいね。
脱脂加工大豆を使った醤油の場合、酸味料や調味料、着色料等の添加物を使って味を整えているもの多く見られます。お値段の高い醤油と安い醤油を見比べてみると原材料の違いがよくわかります。
味噌
主に米や麦・大豆・塩で作られた味噌。種類としては米味噌・麦味噌・豆味噌があります。大幅な違いはないですが、熟成期間の長くかかる豆味噌が一番栄養価が高いとされています。白味噌と赤味噌の違いでは、より発酵された味噌は色が濃くなるため、白味噌よりも赤味噌の方が栄養価が高くなるようです。
醤油と同じく、大豆を使用していますが、味噌で脱脂加工大豆を使っているものは見られません。しかし外国産の大豆を使用しているものも多かったり、「(国内製造)」と記載のあるものもあります。国内製造は外国産の原材料を使って国内で製造したものもあり、国産の原材料を使用しているとは限りません。はっきりと産地の記載がされているものが安心なのではないでしょうか。
ダシ入りの味噌も手軽で便利ですが、アミノ酸等の合成化学調味料が入っているものがほとんどです。好みや用途に合わせて使ってみてくださいね。
大豆は遺伝子組み換え作物のひとつであり、輸入している大豆の9割が遺伝子組み換えです。国内自給率は10%以下と言われていますので、大豆を原料とした食品や加工品のほとんどが遺伝子組み換え大豆を使っている可能性がある状況だと思います。
味噌や醤油以外にも、豆乳やソイプロテイン、今増えてきている大豆ミートなども輸入大豆を使用しているものがほとんどです。国産大豆を使用しているものは少ないですが、よく探すと売り場に置いてありますので、探してみてくださいね。
次回は調理でもよく使う油について考えてみたいと思います。
体質改善にはまず調味料から 〜その2 塩・酢〜
不妊症克服! 〜調味料〜巷に溢れる食品添加物や、遺伝子組み換え食物。少しなら問題がなくても毎日摂取しているとどうなるでしょうか。誰でも体に必要なもの・不要なものを分別して排出する機能がありますが、それにより無駄なエネルギーを使ってしまったり、妊活に大敵な活性酸素の増加を招くことにもなります。
調味料を考える第二弾は塩と酢です。
【塩】
細胞の浸透圧を調整するため、塩に含まれるナトリウムは身体にとって欠かせない成分です。浸透圧のバランスが良い状態だと、細胞への栄養素の吸収も良くなるため、実は塩は身体に良いとされています。
しかし問題とされてしまうのは精製された塩。摂りすぎることで高血圧や不整脈、腎臓への負担になる場合があります。精製された塩というのは99%がナトリウムで、元々含まれているカリウムやマグネシウムなどのミネラル分が取り除かれてしまっています。
天然の塩は80〜90%くらいがナトリウムで、残りはミネラルです。天然の塩を選ぶだけでも減塩にもなり、カリウムも含まれているため自然と浸透圧のバランスも整えることができます。
選び方としては「どのような工程」で作られているかです。
1970年頃までは塩田で自然な方法で塩が作られていましたが、塩田が廃止された後は天候に左右されずに通年作ることができる工場での生産が主流になっています。「イオン交換膜法」「立釜」と書かれている塩は、電気分解によって海水からナトリウムを分け、密閉した状態で加熱するため塩分濃度が高くなる製法です。
一方、天然の塩の工程は、太陽と風の力で海水を蒸発させる「天日」です。また密閉されていない釜で煮詰めて水分を飛ばす「平釜」の工程もミネラル分が残りやすい作り方です。昔ながらの製法は手間ひまがかかりますが、塩辛さだけでなくまろやかな甘味も感じられます。
すべての生き物は海で誕生し、その名残は今でも体内に受け継がれ、体液や血液、赤ちゃんのいる羊水も海水のミネラルバランスとほぼ同じ構成と言われています。
パッケージを確認し、産地や作り手のこだわりなど様々な種類の塩からお好みのものを探してみるのも良いですね。
【酢】
穀類や果物を酢酸菌で発酵させたもので、原料によって米酢や玄米酢、りんご酢などがあります。人間が作った調味料の中で最古のものと言われ、今でもワインビネガーやバルサミコ酢、黒酢など世界各地でその土地柄にあった酢が作られています。
東洋医学では血をきれいにして血行を高める作用があり、血行不良による冷えやのぼせ、肌荒れの改善に効果があります。また、酸味が唾液の分泌を促進して消化吸収を高めるので、消化不良や食欲不振、下痢、便秘の解消や疲労回復にもおすすめです。
発酵調味料であるお酢は、じっくり時間をかけて発酵、熟成されることでクエン酸やアミノ酸が豊富に含まれます。しかし発酵させるのに手間がかかるため、アルコールが添加されたり旨味を足すのにアミノ酸などの添加物が入った合成酢や加工酢が多く販売されています。これらのお酢になると発酵される過程で作られる自然な有機酸やアミノ酸等の含まれる量が少なくなってしまいます。
お酢の種類にもよりますが、基本的には原材料は「米」のみ。アルコールやブドウ糖・アミノ酸などの添加物が入っていない醸造酢を選びましょう。「純◯◯酢」など「純」と付くものはほとんどシンプルな原材料で作られたものです。参考にしてみてくださいね。
いかがでしたか?
どの調味料にも当てはまることですが、手間ひまかかっているものほど含まれる栄養素が高くなると感じました。選ぶ際に参考にしてみてくださいね。
次回は、さしすせその「醤油」と「味噌」についてです。お楽しみに。
体質改善にはまず調味料から 〜その1 砂糖〜
不妊症克服! 〜調味料〜妊活中、体質改善には何をしたらいいの?というご質問があります。
生命活動を維持するために体の中では様々なホルモンが働いています。そしてホルモンは血液によって運ばれるため、特に妊活中の女性は血の巡りをよくすること、ホルモンバランスを整えることがとても重要です。
東洋医学でも、受精卵に栄養を与えるのは「血」であり、受精卵を守るのは「気」の働きであると考えられています。それぞれがちゃんと働けるよう巡りのいい状態になるようお身体を整えていきます。
ではホルモンの材料は何でしょう。主にコレステロールですがこれは肝臓で合成されたり食事から取り入れます。「血」や「気」も食物を取り入れ、胃腸で消化吸収して作られます。
しかし胃腸が弱く胃もたれしやすい・下痢しやすい、あるいは便秘体質でスッキリ出ない・いつも便がたまっているなどのタイプの方は、どちらも消化吸収がうまくできにくい状態で、気血の不足・材料不足を招いてしまいます。
胃腸を整えるにも食事から、身体に必要な材料を作るのも食事からです。
そこで今回は、お料理に使う調味料について考えてみましょう。毎日、何気なく使っている調味料を見直して良質な物に変えてみるだけで体質改善にもつながります。
基本的な調味料、「さしすせそ」の「砂糖・塩・酢・醤油・味噌」について、3回に分けてお伝えします。選ぶ時の参考にしてみてくださいね。
【砂糖】
東洋医学では、精製された白砂糖は身体を冷やすと言われています。原料のサトウキビは主に温かい地域の沖縄で採れるため、身体を冷やす性質があると考えられているからです。砂糖は精製されたものであればあるほどミネラル分が取り除かれており、ほぼ炭水化物のためとり過ぎると血糖値の上昇を招きます。茶色の三温糖もありますが、煮詰めた時にできるカラメルの色であって成分としてはほぼ白砂糖と変わりません。少しコクがあるのが特徴です。
【甜菜糖】
甜菜(ビート)の根から作られ、整腸作用のあるビフィズス菌を増やすオリゴ糖を多く含みます。ビートの原産地は主に北海道。寒い地方で採れるものは身体を温める性質があります。白砂糖に比べてまろやかな甘さが特徴で、血糖値の上昇も緩やかです。
【はちみつ】
みつばちが花の蜜を集めて巣に貯蔵したもので、ビタミン、ミネラル、酵素を多く含みます。肺や皮膚、腸に潤いを与える働きがあり、空咳や便秘、乾燥肌の改善、胃痛の解消におすすめです。採取した花の種類や時期によって色や風味、栄養価が異なるため、食べ比べをしても楽しいですね。
【メープルシロップ】
サトウカエデの樹液を煮詰めて作られるメープルシロップは、鉄やカルシウム、カリウム、亜鉛などのミネラルを多く含んでいます。サラッとした甘味で、砂糖やはちみつに比べてエネルギー・糖質量が低いのが特徴です。
【天然甘味料】
ステビア(南米原産の菊科の植物の葉から抽出)、エリスリトール(果実や発酵食品に含まれる糖質で、ブドウ糖を原料に酵母を用いた発酵で作られる)、羅漢果エキス(中国原産の強い甘みを持つうり科の植物)、羅漢果エキスとエリスリトールを合わせた甘味料などがあります。
血糖値を上昇させないことから糖質制限が必要な方におすすめですが、大量摂取はお腹がゆるくなるなどの作用もあるため、注意が必要です。
【人工甘味料】
人工甘味料単品をご家庭で調味料として使うことはほぼないかとは思います。しかし、上記の天然甘味料の商品と共にカロリー0のお砂糖やシロップがスーパーで陳列されています。原材料を見ると、天然甘味料の他に「スクラロース」「アスパルテーム」「アセスルファムk」などの人工甘味料が含まれているものもあります。カロリーカットにはなりますが、血糖値の上昇や腸内細菌叢への影響も懸念されているため注意が必要です。その他、飲み物やアイス、お菓子などにも人工甘味料が使われているものがありますので、選ぶ際には表記を確認してみてくださいね。
いかがでしたか?
お砂糖やシロップ、色々な種類がありますね。用途に合わせて使い分けてみてくださいね。
次回は、さしすせその「塩」と「酢」についてです。お楽しみに。
夏の妊活おやつ:葉酸たっぷりアボカドアイス
連日、猛暑日が続き、夏バテ気味という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
食欲がわかず、ついお菓子に手が伸びてしまうという時は、手作りおやつを作り置きしておくことをお勧めします。妊活中に取りたい栄養がしっかり摂れる、火も調理器具も使わずにできるひんやりデザートです。
注意:妊活に向けて「冷え」は大敵です。アイスをいただく時には少量を口に含んで、味わいながら溶かしてから、胃に送るようにしてくださいね!
【アボカドバナナアイス】
アボカド・・・1個
バナナ・・・1本
ミルク・・・100ml
※アボカド、バナナは熟したものを選んで
※ミルクは牛乳、豆乳、アーモンドミルク、 オーツミルクなどお好みのものを
(作り方)
① アボカドは皮と種を除き、皮をむいたバナナと一緒にジッパー付きのポリ袋に入れ、上から手でなめらかになるまで潰す。
② ミルクを加えて袋の上からもみながら混ぜ、袋をしっかり閉じる。
③ 冷凍庫に入れて凍らせる。途中で何度か取り出し、袋を揉むようにすると滑らかに仕上がる。
④ 甘さが欲しい場合は、蜂蜜やメープルシロップを加えても良い。
[食材と効能]
アボカド
妊活中に特に摂りたい葉酸の含有量は果物の中でもトップレベル。コレステロール値を減らすオレイン酸、抗酸化作用があり冷え性や肩こりの改善に役立つビタミンE、便通を良くし糖の吸収を緩やかにする食物繊維などを豊富に含みます。
東洋医学では、性質は涼、味は甘と酸。 気を補い、消化吸収力を高めて疲労を回復すると言われています。
皮の色が黒く、ハリとツヤがあり手に持ったときに弾力があるものを選びましょう。
バナナ
高血圧やむくみを改善し運動中の筋肉の痙攣を予防するカリウム、骨の健康維持と筋肉の動きをスムーズにするマグネシウム、神経伝達や免疫系の維持、エストロゲンの代謝に関わり月経前の不調やつわりを軽減する働きがあるビタミンB6などを多く含みます。
東洋医学では、性質は寒、味は甘。体の余分な熱を冷まして空咳やのどの乾きを解消、また老廃物の排出をスムーズにして便秘や痔の改善にもおすすめの食材。免疫力アップ効果も期待できます。
全体が黄色くて傷がなく、ヘタがしっかりしているものを選びましょう。またシュガースポットと呼ばれる黒い斑点があるものは甘みが強く食べごろです。
ミルク
【牛乳】
牛の乳汁が原料の牛乳は、タンパク質とカルシウムが豊富で、さらにカルシウムの吸収を促進するリンや血圧を下げる効果のあるカリウムを効率よく含んでいます。
【プラントベースミルク(植物性ミルク)】
乳アレルギーや乳製品を摂らないヴィーガンの方の代替ミルクとしてだけでなく、健康志向の方々に支持され、近年様々な種類が出回っています。それぞれ味も栄養も異なり、下記を参考にご自身の体質やお好みに合わせてお選び下さい。無調整、砂糖不使用、オーガニックなどのものもありますが、風味や栄養素を添加しているものもありますので容器の裏面の記載を確認しましょう。
豆乳
「畑の肉」と呼ばれる大豆が原料で、タンパク質を牛乳と同程度含んでいます。さらに大豆イソフラボンは女性ホルモンの一種のエストロゲンと似た構造を持ち、妊娠適齢期や閉経期の健康をサポートしてくれます。ただ過剰摂取はホルモンバランスや月経周期の乱れを引き起こす可能性がありますので、豆乳なら1日200ml程度にしましょう。
*大豆製品の摂取を控えるように指示をしている医師もいらっしゃるので、不安な方は主治医にご相談ください。
アーモンドミルク
抗酸化作用のあるビタミンEやオレイン酸、食物繊維を多く含み、他のミルクに比べてあっさりした味わいでエネルギーも低いのが特徴。
オーツミルク
オートミールの原料のオーツ麦から作られるので、グルテンフリー(小麦グルテンを含まない)。また食物繊維のβグルカンを豊富に含み、悪玉コレステロールを低下させることが認められています。
因みに色々なミルクで試作した結果、スタッフの間ではオーツミルクで作ったアイスが一番人気でした!
※栄養価について、アーモンドミルクとオーツミルクは日本食品標準成分表に記載がないため、アメリカの成分値を参考に載せています。
世田谷区在住H様(41歳)より出産のご報告をいただきました
H様は、タイミング、人工授精を2度経たのち、体外受精にステップアップ。2回移植をされましたが妊娠には至らず、次の移植を控えたタイミングで1年前からご来院されました。
ご来院して2回目の移植で無事に妊娠されました。
その後も妊娠中の腰や仙骨の痛みを中心にケアや、さらしの巻き方のレクチャーをさせていただきました。
検診で急な入院が決まり、翌日緊急帝王切開になりましたが、無事に男の子をご出産されました。
H様、ご出産本当におめでとうございます。
① ご出産の時の様子を簡単にお願いいたします。
36週6日の健診時に胎児の心拍が下がり、出産予定日(予定帝王切開)まで検査を続けながら入院することに。結局、37週0日に再度胎児の心拍が下がり、緊急帝王切開となりました。
② 当院に通院するようになって心身の状態はどのように変化しましたか。
血流が良くなったのか、長年の脱毛症が改善されました。また、不妊治療中であったところ、妊娠出産することができました。
③ 当院に通院して1番良かったこと嬉しかったことは何ですか。
不妊治療中、妊娠中、出産後にわたってケアしていただくことができ、心強かったです。
④ 治療中の過程で印象に残っているエピソードがあればお聞かせ下さい。
さらしの巻き方を指導していただけたのはありがたかったです。
⑤ 同じような症状で悩んでいる患者様へアドバイスやメッセージをお願いします。
一般的に不妊治療を行う病院と産院は別になることが大半と思いますが、セラキュアでは妊娠前から産後までケアしていただけるので、色々相談に乗っていただくこともでき、おすすめです。
H様、アンケートにご協力いただきありがとうございました。
ご出産本当におめでとうございます。
スタッフ一同、お子様の健やかな成長を心よりお祈りしております。
待合室に夏が訪れました!
セラキュアからのお知らせタイトルは「バリ島の風」
「バリ島で暮らす人々は敬虔なヒンズー教徒。
彼らは毎朝、家の前に美しい花々を盛った花かごを置き、お香をたいて神に祈りを捧げます。
島に流れる風に吹かれた頃を思い出しつつ、皆様の夏がすばらしいものになりますよう、私も祈ります。」
と華道家の島田光和様からコメントを頂きました。
夏本番になる前に、心を癒し体を整えにいらっしゃいませんか。南国のお花たちがお待ちしております。
妊活おすすめ季節の食材〜新生姜〜
不妊症克服!〜食養生〜昔から家庭の常備薬として用いられるほど薬効が高い生姜。東洋医学の考えによると食材の性質(五性)は温性。気血の巡りを良くして冷えを改善する、胃腸を温めて疲労を回復する効果があります。
また味(五味)では辛。気の巡りを良くする、血行を促進する、体表を開いて体に侵入した邪気を発散する、体温を上げて発汗を促す作用があると言われています。
6月〜8月に出回る新生姜は、収穫してすぐ出荷するのでみずみずしくて柔らかく甘味があります。その新生姜を貯蔵して乾燥させたのが年中目にする生姜で、繊維が増えて固く辛味が強いのが特徴です。
見た目や食感が異なりますが元は同じ。その効能とこの時期お勧めの新生姜レシピをご紹介します。
[効能その1] 体を温める
生姜に含まれる「ジンゲロール」は加熱すると「ショウガオール」という成分に変化し、体を芯から温める作用があります。
妊活中だけでなく女性にとって冷えは大敵。気温や湿度の変化が大きいこの季節、しっかり体を温めることで免疫力も高まります。
[効能その2] 殺菌・抗炎症効果
「ジンゲロール」には強い殺菌作用があるほか、炎症を鎮める作用もあり、喉の痛みや関節の痛みを軽減する効果が期待できます。
[効能その3] 消化促進
生姜に含まれる「ジンゲロン」は、消化液の働きを刺激して消化吸収を促し、内臓機能を活発にさせる効果があります。吐き気や胃もたれ、妊娠中のつわりにも効果的と言われています。
[おいしい新生姜の見分け方と保存法]
⚫︎ふっくらと大ぶりでハリと硬さがあり、綺麗な白(クリーム色)で茎部分が鮮やかな紅色、切り口がみずみずしいものを選びましょう。
⚫︎冷蔵するときはペーパータオルに包んでポリ袋に入れ野菜室で10日、冷凍する場合はスライスして冷凍用保存袋に入れ1ヶ月が目安です。
[おすすめレシピ]
⚫︎新生姜の甘酢漬け
お寿司屋さんでは「ガリ」と呼ばれ、「殺菌消毒効果」が食あたり予防になることや口がさっぱりするので口直しとして出されます。
東洋医学では妊娠と関係する臓器は肝臓、脾臓、腎臓と言われていますが、甘酢は、肝を補う酸味、脾を補う甘味、腎を補う塩味のバランスがよく、まさに妊活中に食べて欲しい食品です。
[作りやすい分量]
⚫︎新生姜 1パック(250gくらい) ⚫︎酢 200ml ⚫︎砂糖 100g ⚫︎塩・・・小さじ1〜2
※砂糖は精製度が低いてんさい糖やきび砂糖がお勧めです。
[作り方]
① 新生姜はきれいに洗い、赤い茎部分を切り取っておく。
スプーンでこそぐように皮を取る(デコボコしているところは切り離して、汚れをしっかり取る)。
② 繊維に沿って薄くスライスする。(スライサーがあれば、指を切らないようにストッパーを使って薄く削るように切る)。
③ 湯を沸かし、②を1分くらい茹で、ざるにあげて粗熱を取る。 冷めたら2〜3枚ずつ重ねて片手にのせ、もう片方の手で抑えるように水気を切る。(力を入れすぎると繊維が壊れ、シャキッとした食感がなくなるので注意)
④ 酢、砂糖、塩を鍋に入れ、沸騰しないように加熱する。熱いうちに③を加える。
生姜の甘酢漬けはそのまま食べるほかに、刻んで甘酢とともに散らし寿司やサラダに混ぜるなど、アレンジができます。ぜひお試し下さい。
梅雨時の養生と妊活中の朝ごはん
不妊症克服!〜食養生〜湿気が多く蒸し暑い梅雨時は、余分な水分や老廃物が体に溜まることで様々な不調が起こりやすくなります。体や頭が重だるい、胃腸の調子が悪い、むくみやすいなどの症状の原因を東洋医学では「湿邪」と言い、一番影響を受けるのが「脾(胃腸)」と言われています。脾は食べたものを消化して栄養や水分を全身に送り届ける働きがあるため、特に妊活中の方は脾を元気にしておくことが大切です。
冷たいものの過食や冷房で体を冷やさない、発汗作用のある食べ物や適度な運動で体の水はけを良くするなど、湿邪に負けない梅雨の養生を心がけましょう。また、脾がよく働くのは朝の9時から11時。それまでに朝食を済ませておくことで、1日を元気にスタートすることができます。
そこで、胃腸の調子を整え、妊活中の方が摂りたいたんぱく質、鉄分、葉酸、ビタミンCが摂れる簡単朝ごはんレシピをご紹介。しっかり食べて健やかな毎日をお過ごし下さい。
【海苔おむすび】〜葉酸がとれる海苔は、味付きでないものを選んで〜
2人分 ご飯2膳、焼き海苔1/3枚
【キャベツとアスパラのベーコンエッグ】〜葉酸を含むキャベツとアスパラは胃腸の働きや新陳代謝を高めて疲労回復効果もあり、良質たんぱく質の卵と組み合わせて主菜と副菜を同時に調理〜
2人分 キャベツ大葉1枚、グリーンアスパラガス2本、ハーフサイズベーコン4枚、卵2個、油少々
①食べやすく切った野菜を油を熱したフライパンでさっと炒めたら、真ん中を開けるように周りに寄せて、ハーフサイズのベーコンを乗せ、卵を割り入れる。
②全体に水少々を振りかけ、蓋をして蒸し焼きにする。塩、ソース、ケチャップなどお好みの味付けで。
【キウイフルーツ】〜キウイは食物繊維、鉄、葉酸、ビタミンCが多い果物です〜
2人分 キウイフルーツ2個
【ソイラテ】〜大豆イソフラボンやオリゴ糖を含む豆乳。他にも大豆製品を多くとっている場合は牛乳やアーモンドミルクに変えても〜
2人分 コーヒー(カフェインが気になる方はたんぽぽコーヒー)1杯分、無調整豆乳1杯分温めた豆乳をコーヒーに注ぐ。
体調や体質に合わせた食事のご相談を承ります。お気軽にお声掛けください。