移植後〜妊娠初期の鍼灸治療:流産を防ぐ「安胎鍼」
セラキュアの不妊治療不妊治療中の患者様が妊娠されることは、ご本人やご家族はもちろん、私たち鍼灸師にとっても大変嬉しいニュースです。
でもそれは、新しいチャレンジ、ハラハラドキドキのスタートでもあります。
妊娠時に出るホルモン値は順調に増えている?
胎嚢が子宮内に確認できる? そのサイズは?
茶色いオリモノが出たけれど大丈夫?
ちょっと出血してしまった!
そして、無事に心拍が確認できるかどうか…..
着床したのにうまく育たなかった時の心身のダメージは、まったく着床反応が出なかったときよりも大きいことが多いので、安定期に入るまでは不安と戦いながら慎重に過ごさなくてはなりません。
すでに着床をしている受精卵自体に問題がある場合はどうしようもありませんが、せめて母体側の心身を整え、受精卵がすくすくと育てる環境を維持しましょう、という治療が当院の「安胎鍼 あんたいしん」です。
フェイシャル治療用の極細鍼で、手足のツボを中心に使いながら、母体をリラックスさせて子宮への血流が安定するように治療をいたします。下腹部や骨盤周辺に直接の刺激はいたしません。
妊娠初期に出やすいつわり、便秘や頭痛、めまいや疲労感、むくみの治療を同時に行うことが可能です。
不安や心配による緊張を取り除き、心身ともにリラックスしていただくことで、柔らかく温かい子宮環境を維持できるようにいたします。
大勢の人の前でスピーチをするときなどに緊張で喉の粘膜が乾いてしまうことがありますが、不安やストレスで毛細血管が閉じてしまうと子宮内膜にも悪影響があり、せっかく着床した受精卵が上手く育たない可能性があると考えられます。
TLCという言葉をご存知ですか? Tender Loving Careの頭文字で、優しく愛情のこもったケアという意味です。習慣性流産の既往を持った方がTLCを意識した治療を受けることで流産予防になり、無事に出産できる確率が増えるという研究もあります。
原因不明の習慣性流産の既往がある女性で、妊娠中にしっかりとしたカウンセリングや心理的なサポートを受けた方は86%が出産することができたが、受けなかった女性で出産できたのは33%だったというデータはこちら(英語です)→☆
セラキュアの「安胎鍼」は、患者様へのTLCを特に意識した治療です。
体外受精の移植後、タイミングや人工授精の後、着床している可能性がある時期から、妊娠12週目くらいまでお受けいただくことができます。
赤ちゃんに出会うためのライフスタイル:2月の注意点&お灸のツボ
妊活:今月の注意点まだまだ寒い日が続く2月。
一日も早く赤ちゃんに出会えるように、2月は下記のことに気を配りながら治療後をお過ごしください
★2月は「立春」を迎え、だんだんと春の気配を感じ始める季節です。東洋医学でも春は万物が実り始める季節とされいて、冬に蓄えていたエネルギーを巡らせることが重要です。冬は気を発散させないようにする季節でしたが、2月からは少しずつ運動を始めて身体を動かすようにしましょう。
★暦のうえでは春が近づいてはいるものの、毎年雪がちらつくこともある2月。まだまだ寒さ対策は必須です。特に下半身は温かく、上半身は温度調節ができるよう服装に気をつけましょう。
★東洋医学で春に関係する臓腑は「肝」です。肝は血を蓄える他、身体の気を巡らせます。特に春はこの機能が弱ってしまうと抑うつ気分になりやすく、気力や思考能力が低下してしまいます。酸味のある食べ物は肝を補うと言われていますので、梅干しやあんず・すもも・レモンなどを適度に摂るようにしてみましょう。また、不眠や不安も出ている方は、菜の花や春菊、山菜など苦い食べ物もオススメです。
2月の灸点 「気海 きかい」
少しずつ運動をして気を巡らせることが重要な2月は「気海」がおすすめ。場所はおへその真下、指2本ぶん下にとります。
この気海はその名の通り、気が多く溜まる海のような場所です。身体を巡った気はこの気海に戻り、そしてまた全身を巡っていきます。身体が疲れている時はこのツボを温めると元気が出る滋養強壮のツボで、さらに男性であれば男性不妊、女性なら生理不順や不妊に効果的なツボです。
東洋医学では、四季折々に適した生活を送ることによって健康を保てると言われています。
2月は、運動をして冬に蓄えたエネルギーを巡らせ、元気に春を迎えましょう。
東京都大田区在住 F様(42歳)より安産のご報告をいただきました!
患者様のお声 〜妊娠・出産報告〜青森県にお住まいのF様は、里帰り出産のために上京。
安産のための治療を受けたいと当院にお越しになられました。
40歳を過ぎてからの始めての妊娠と出産に不安を抱えていらっしゃいましたが、病院内で話題になるほどの安産だったと嬉しそうにご報告をいただくことができました。
妊娠中は逆子に悩まされたことがありましたが、臨月で無事に治り、自然分娩を迎えることができました。分娩室に入ってから10時間を切る安産だったそうです。
臨月以降には、腰痛や手のしびれなどもありましたが、治療後には大分楽になったとのこと。
身体が楽になることにより気持ちの面でも落ちつくことができ、安産に繋がったようです。
このたびは、無事なご出産おめでとうございました。
①ご出産のときの様子を簡単にお願いいたします。(陣痛・破水・分娩時の状況など)
10/9AM10時くらいから痛みあり、PM1時から6分間隔で陣痛。愛育病院へ
14時着。15時くらいから15時半まで、陣痛に苦しんだが、その後麻酔で格段に楽になる。
16時〜21時までは安定していたが、赤ちゃんが産道に入り、一気に陣痛促進剤をうち、23時26分に分娩、無事出産。
②当院に通院するようになって心身の状態はどのように変化してきましたか。
身体はもちろん、心も楽になり、自分を肯定できるモードに戻ってきた。
③当院に通院して1番良かったこと、嬉しかったことは何ですか。
想像以上に安産で生めたことです。
④治療中の過程で印象に残っているエピソードがあればお聞かせください。
先生のフィリピンでのボランティアの話は刺激的で大変面白く考えさせられる内容でした。
⑤同じような症状で悩んでいる患者様へアドバイスやメッセージをお願いします。
不妊に関して「子供がいない人生を思いっきり楽しんでもいい!」と、心の余裕をもってほしいです。「何が何でも赤ちゃんが欲しい!」と力むと赤ちゃんは、ハードルを感じてやって来ない気がしますので。
F様、アンケートのご協力ありがとうございました。
これから青森での育児、雪が多い間は大変かと思いますが、がんばってくださいね!
赤ちゃんに出会うためのライフスタイル:1月の注意点&お灸のツボ
妊活:今月の注意点新しい年を迎えました。寒い日が続きますが、皆様どうお過ごしでしょうか?
一日も早く赤ちゃんに出会えるように、1月は下記のことに気を配りながら治療後をお過ごしください
★年末年始は忘年会や新年会のお誘いが多くなります。食べ過ぎ、飲み過ぎによる胃腸の疲れが出てくる時期です。妊娠に必要なエネルギーや血は胃腸の働きによって作られています。お正月明けの1月7日にはぜひ「七草がゆ」を召し上がって、胃腸の疲れをリセットさせましょう。胃腸を元気にする他に、新春に若菜を食べると邪気を払って病気が退散するとも言われているんですよ。
★20日頃には年間で最も寒さが厳しいと言われる「大寒」を迎えます。家の中にいても部屋と廊下やお風呂場と脱衣所など温度差をとても感じやすくなります。温かい部屋から急に寒い場所に移動するのは、血圧が急激に上下し心臓に負担がかかるので危険です。またこの温度差は自律神経のバランスを崩す一因にもなります。自律神経の乱れはホルモンバランスの乱れにも繋がりますので、妊活中は気をつけるようにしましょう。脱衣所にヒーターを置いて温度の調節をしたり、リビングのドアをこまめに開けるなど、部屋に熱がこもりすぎないよう空気の入れ替えをしてくださいね。
今月の灸点 「中脘 ちゅうかん」
1月は「中脘」がおすすめ。場所は身体の正中線上、みぞおちとおへその中間あたり、おへそから手を添えて指5本分くらい上の所にあります。
胃がもたれるな…キリキリするな…食欲がないな…など胃の症状が出ている時にはお灸をすると即効性がありスーッと楽になりますよ。
胃腸の働きが高まると、良い卵子、良い内膜を作るための栄養を食事からしっかりと吸収できるようになります。
東洋医学では、四季折々に適した生活を送ることによって健康を保てると言われています。
胃腸の疲れが出やすい1月は、中脘のお灸でしっかりケアをしましょう。
迎春。厳かな待合室で一年が始まります。
待合室の季節のお花季節ごとに変わるセラキュア待合室のフラワーアレンジメント。
治療にお越しになる患者様の心が和むようにと、華道家の島田光和さんが何ヶ月も前から構成を練り、材料を集めて制作して下さっています。
2018年の新春は、周囲の空気がキリッと引き締まるような厳かな雰囲気の作品でスタートです。
テーマは「迎春」。
緑のスチールグラスは真っ直ぐに成長するさまを。
ピンクと白の牡丹は花開く人生を。
赤い実とゴールドの稲は実りある年になることを祈りつつ制作しました。
2018年が皆様にとって幸せな年となりますように。
と、島田光和さんからメッセージをいただきました。
ご来院の際には、ぜひご鑑賞ください。
赤ちゃんに出会うためのライフスタイル:12月の注意点&お灸のツボ
妊活:今月の注意点師走も半ば、早いもので今年も終わりが近づいてきました。朝晩は体感温度がかなり低く感じるようになりました。
一日も早く赤ちゃんに出会えるように、12月は下記のことに気を配りながら治療後をお過ごしください
★ 冬は寒邪という邪気が身体に影響を与える季節です。気・血・水の流れを滞らせ、冷えや痛みを生じさせます。悪寒・発熱・頭痛・下痢・節々の痛みなどの症状が現れたら寒邪によるものかもしれません。寒さ対策をしっかり行うことと、自分自身の「温める力」を損なわないよう「温」の性質の食物を摂るようにし、内側からパワーをつけていきましょう。
★妊活に重要な「腎」は寒さに弱い臓器です。腎は産まれた時から元々持っている生命エネルギーの源です。生殖のエネルギーにも深く関係しており、腎が活発であれば生命力が強くなり、妊娠力もアップします。この腎の力が衰えてしまうと、生殖機能の低下はもちろん、水分のコントロールが悪くなったり、骨や歯・髪の毛のトラブルや聴力の低下・物忘れなど老化現象を起こしてしまいます。腎を元気にするには、東洋医学では黒い食べ物が良いとされています。下記でご紹介しますのでいつものお食事にプラスしてみてくださいね。
★身体を温める「温」の性質の食べ物には、ニンニク・にら・生姜・シナモン・鶏肉・牛肉・カボチャ・玉ねぎ・紅茶などがあります。お仕事中や自宅でのリラックスタイムには、紅茶にすり下ろした生姜を入れて飲むのはいかがでしょう。ポカポカととても身体が温まりますよ。また腎の働きを助ける黒い食べ物には、黒ごま・黒豆・きくらげ・ひじき・海苔などがあります。とくに黒ごまには血液の流れを良くする働きもありますのでオススメです。
今月の灸点 「太渓 たいけい」
12月は、「太渓」がおすすめ。場所は足首の内側、内くるぶしとアキレス腱の間にあります。
太渓は腎の経絡の「原穴」で、元気の源となるツボです。心身が疲労している時に使うと有効で、生命力が盛んになるといわれています。すぐ下に血管が通っているので、お灸をすると身体がとても温まります。
妊活にももちろんですが、アンチエイジングや妊娠中にもオススメのツボです。
東洋医学では、四季折々に適した生活を送ることによって健康を保てると言われています。
12月は冬の始まり。これからどんどん寒さが厳しくなってきます。寒さに負けないよう今のうちから「温める力」をつけておきましょう。
ママになるための栄養セラピー 〜その1〜 コレステロール
不妊症克服!〜食養生〜中医学では「医食同源」。英語でも「You are what you eat. 食は人なり」と言われるように、健康になるためには医療と同じくらい毎日の食生活が大切です。
ましてやこれから赤ちゃんを授かろうとする女性にとって「何を食べるか、食べないか」は、重要な課題です。毎日の食事は、卵子のクオリティや内膜の状態、着床を左右する免疫などにも関係し、妊娠が成立した場合には胎児の成長、子供の将来の健康にまで影響を及ぼすからです。
栄養バランスをチェックするための血液検査をすると、女性の約8割が栄養不足に陥っていると言われています。ほとんどの方が三食きちんと食べていて、食材は溢れているのにどうしてかしら?と思いますよね。
そこで、これから数回のシリーズで「ママになるための栄養セラピー」をお届けしますので、皆様の妊活中の食生活の参考にされて下さい。
これを機会に、食生活を見直し、ママになる準備を始めましょう。
まず、初回。
「コレステロール」のお話です。
コレステロールと言えば、あまり身体に良くないというイメージがあるので、意外!?と思われた方も多いと思います。
しかしコレステロールは、妊娠するためにとても大事な栄養素なのです。
★コレステロールはホルモンの材料
三大栄養素にたんぱく質、炭水化物、脂質がありますが、コレステロールはこの脂質の一種です。人の身体は60兆個の細胞が集まって出来ていますが、その1つ1つの細胞を保護している細胞膜を構成するのにコレステロールは使われています。
子宮内膜をふかふかなベッドに整えたり、卵子を育てたり、排卵を促したりするホルモンの材料にもなっていますし、コレステロールが高い女性ほど、AMH(抗ミューラー管ホルモン)=卵巣予備能の値が高くなるという研究結果もあります。
コレステロールは抗ストレスホルモンの材料にもなっているので、ストレスが高いとどんどん減ってしまいますので注意が必要です。
実際になかなか赤ちゃんを授かれずに悩んでいる方の食生活を確認すると、低コレステロール血症の傾向にある方が少なくありません。
毎日のお食事で、良質のコレステロールを効率良く摂取するように意識してみて下さい。
★妊活中におすすめ!良いコレステロールを多く含む食材
卵黄、うなぎ、イカ、豚レバー、鶏レバー
食事から摂る1日のコレステロールの適正量は500〜600mgが良いと言われています。卵1個には約250〜300mgのコレステロールが含まれているので、卵だけで言えば2個で1日分が摂取できることになります。
血液中のコレステロールは、たんぱく質を材料にして肝臓で約80%が作られ、あとの20%が食事からの摂取となります。
肝臓で作るコレステロールの量は、体内のコレステロールの量に応じて調整されているため、食事でコレステロールを摂取しても必要以上にコレステロール値が高くならないようになっているので、なるべく毎日不足しないようにしましょう。
次回は、コレステロールをより効率よく摂るためのキー食材であるたんぱく質についてお話ししたいと思いますのでお楽しみに♪
食生活・ライフスタイルは人によって様々。当院では一日も早く健康を取り戻していただけるよう、お一人お一人に合わせたアドバイスもさせていただき、妊活をサポートいたします。お気軽にご相談ください。
待合室からXmasファンタジーの世界へ…
待合室の季節のお花セラキュアの待合室に、早々にクリスマスがやってきました!
今年のテーマは「スノードーム」。
「上品なシルクベージュと、大人ピンクな2色のポインセチアが、キラキラ輝く銀色の水の中に浮かんでいます。このふわっと感をお楽しみ頂けたらうれしいです」
と、華道家の島田光和さんからメッセージをいただきました。
眺めていると、ガラスの球体の中に広がるファンタジーの世界に引き込まれそうな不思議な感覚になる作品です。
いつものように、お化粧室の中にも小さなXmasファンタジーがあります!
赤ちゃんに出会うためのライフスタイル:11月の注意点&お灸のツボ
妊活:今月の注意点秋も終盤。11月初旬には立冬を迎え、いよいよ本格的な冬の始まりです。
一日も早く赤ちゃんに出会えるように、11月は下記のことに気を配りながら治療後をお過ごしください
★足首や足の甲が露出する履物はストッキングやタイツを履いていても冷えやすいものです。血管が皮膚表面近くに通っている足首や足の甲は、冷気に曝されると血液が冷たくなってしまいます。足元で冷やされた血液は、心臓に戻る際まず骨盤を通っていきます。つまり足が冷たくなると、骨盤内にある子宮や卵巣の血流が悪化してしまうのです。妊活中は早めのブーツがオススメです。足首をしっかり寒気から守ってあげてくださいね。
★冷えた身体を温めるには足湯が一番。足を温めると、湯船に浸かるより効率良く全身を温められるんです。湯船にゆっくり浸かるのも気持ちが良いですが、身体の芯まで温まる前にのぼせてしまうこともあります。短時間で身体を温めたい時や、風邪をひいて体力が落ちている時にも、足湯がオススメです。バケツや足湯器が無い方は、お風呂の縁に腰をかけて足を湯船に浸けて、額から汗が出るくらいまで温めてみてください。
★外出時、汗をかき過ぎないように注意しましょう。夏はたくさん汗をかいて気を発散させるのが良い季節でしたが、冬は気を身体に収めエネルギーを充電する季節です。この時期にたくさん汗をかいて気を発散させ過ぎてしまうと、春を迎える際にエネルギー不足となり不調が起こります。また汗をかいた後に冷えると、風邪もひきやすくなってしまいます。屋外と屋内では温度差があり、あまり厚着をしすぎると汗をかきすぎてしまうので、体温調節ができる重ね着を心がけてくださいね。
今月の灸点 「三陰交 さんいんこう」
11月は、「三陰交」がおすすめ。場所は足首の内側、内くるぶしから指を4本そえた所、すねの骨の際にあります。婦人科系のツボとして有名ですので、ご存知の方も多いかと思います。
三陰交の周辺を触ったり押したりしてみてください。少し凹んでいたりズーンと響くような痛みを感じるポイントはありませんか?
三陰交は陰の経絡である「肝」「脾」「腎」の3つが通っています。その三つが交わる場所なので「三陰交」。
月経・妊娠・出産には「肝」「脾」「腎」の働きが深く関わっており、昔から「婦人には三陰交」と言われているほど大切なツボです。
ここひとつで3つの臓器の機能を活性化させることができる大変便利なツボですが、冷やしてしまうと悪影響を与えやすいツボでもあります。しっかりとお灸をして温めるようにしましょう。
東洋医学では、四季折々に適した生活を送ることによって健康を保てると言われています。
ブーツやお灸を活用して三陰交を冷やさないように、秋晴れの紅葉をお楽しみ下さい!
東京都品川区在住 H様(40歳)、赤ちゃんを授かるには心の安定が大切だと実感
患者様のお声 〜妊娠・出産報告〜H様(40歳)、もともと生理不順があったこと、結婚1年前に高プロラクチン血症と診断を受けていたこと、その時に女性ホルモンが極めて少ないと言われていたことなど、妊活を始めようとした矢先から様々な問題を抱えていらっしゃいました。また、慢性的に蕁麻疹や鼻炎が生じていたり、それと同時期にに抜け毛があるなどの症状もお持ちでした。
20代の頃から毎日お仕事を忙しくされており、不規則な生活から睡眠時間も短いうえに寝付きが悪い、眠りが浅いなども重なり、心身共に限界を超えているように思われました。
まずは体質改善を目指し、毎週の鍼灸治療に加え、食生活や正しい睡眠サイクルなど、妊娠に向けた身体作りに必要なアドバイスをさせていただきました。
その後少しずつ睡眠が改善され、生理サイクルが整いはじめてきました。また、H様の体質に合いそうなクリニックをご案内させていただき、通院を始められました。
そしてクリニックではタイミングから人工授精へとステップアップ。当院では体質改善にプラスして周期療法を取り入れ、丁寧に治療を重ねていきました。
その結果、4回目の人工授精で妊娠反応が陽性となりました。その後も胎児を安定させる「安胎鍼」をお受けいただき、このたび無事に出産されました。
①ご出産のときの様子を簡単にお願いいたします。(陣痛・破水・分娩時の状況など)
予定日をすぎてもなかなか陣痛が来ないので、入院してバルーンを入れました。
子宮口を開くためにそのまま夜をすごし、次の日からその次の日の午後まで陣痛促進剤を打ちました。分娩台に上がっても、微弱陣痛なので出て来ず、最後は男の先生にお腹をおしてもらい出産しました。
②当院に通院するようになって心身の状態はどのように変化してきましたか。
身体はポカポカと血行がよくなりました。
心は安定してきました。
③当院に通院して1番良かったこと、嬉しかったことは何ですか。
担当の方と相性がよかったコトです。
④治療中の過程で印象に残っているエピソードがあればお聞かせください。
ずれてしまうかもしれませんが、生理中に治療をしてもらっていたら、終わった途たんすごく大量に出血をしててんやわんやになってしまったことです。血行がものすごくよくなったのだと思います。(はいてきたデニムが汚れたので、ズボンを借りました)
⑤同じような症状で悩んでいる患者様へアドバイスやメッセージをお願いします。
長期戦であせらず過ごした方がよいと思います。
心にゆとりがあると(妊娠をあきらめかけた時に赤ちゃんがやってきてくれました)
妊娠するのは本当だと思います。
H様、アンケートのご協力ありがとうございました。
遠方のため陣痛促進の治療が行うことができなくて残念でしたが、ご無事に出産されたこと本当に嬉しく思います。
また何かありましたらいつでもご連絡くださいね。