東洋医学で妊活〜「脾」の働き

東洋医学で妊活〜「脾」の働き

妊活~東洋医学の視点から

先日、妊活において「腎(じん)」の働きが非常に重要であることを述べましたが、東洋医学では「腎」と同じくらい妊活にとって大切な機能があります。(腎についてはこちら→)

 

それが「脾(ひ)」という機能。

 

「脾」とは消化・吸収を司り、食べたものを血やエネルギーへと変化させる役割を持っています。

また、血液を身体の中にしっかりととどめておく作用や水分代謝にも関わっています。

 

「脾」の力が弱まってしまうと下記のような症状を、引き起こします。

・胃腸の働きが悪くなる

・疲れやすい、だるい、身体が重い

・むくみやすい

・便がやわらかい、もしくは泥状になる

・不正出血がある

・甘いものばかり食べたくなる

・思い悩むことが多い

・胃下垂

上記の症状が多く当てはまる人は「脾」の力が弱まっている可能性があります。

 

「脾」の力を弱めてしまう原因には、脂っこいものや甘いものの過食、水分のとりすぎで身体に湿気が溜まっている状態、考え込むことが多い、などがあげられます。

また「脾」は湿気に弱いので雨が降り続く時期には弱りやすくなってしまいます。

 

「脾」は身体の血やエネルギーを作りだすところ。

「脾」の力を弱めてしまうことは、妊活に大切な「腎」の力をも弱めてしまうことになります。

妊娠に備えた身体作りをしていく上で、「脾」を強めておくことはとても大事なことなのです。

 

では、「脾」の力をきちんと働かせるためには何をしたら良いのでしょう?

日常生活で以下のことに気をつけてみてください。

・甘いもの、油っこいものを摂りすぎない

・一度にたくさん食べずに回数を増やして、胃腸に負担をかけない

・冷たい飲食物は避け、身体を温める食べ物を摂る

・考えすぎないようにする

・疲れない程度に汗をかく

 

また、当院でお分けしている漢方のナツメも「脾」の力を強めてくれる食材になりますので、ご興味のある方は、お気軽にお声掛け下さい。(ナツメについてはこちら→

 

「脾」の機能をしっかりと巡らせることによって、エネルギーをきちんと作り出し、「腎」の機能をバックアップすることができます。

セラキュアでは妊活をしていく上で「脾」や「腎」の機能をどうしたら強めていけるのか、個々の体質や生活スタイルに合わせて東洋医学的な観点からアドバイスをしております。

 

 

 

 

 

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