唾液を出してウイルス対策・口臭予防をしましょう!『おすすめのツボの紹介』
生活習慣と体質改善唾液を出してウイルス対策・口臭予防をしましょう!『おすすめのツボの紹介』
今年は新型コロナウイルスの猛威を忘れられない年となりました。
マスクが習慣化するようになってから、
呼吸をしやすくする為に口呼吸になっている人が増えています。
それにより口腔内が乾燥し口内細菌が増え口臭がするようになったり、
喉の乾燥からウイルスや菌の抵抗力が減少しがちです。
唾液を出す為に唾液腺を刺激する顎の周りの筋肉のマッサージが有効です。
しかしマスクをして外出している時に手を顔に触れることのリスクもありますね。
そこで、顔に触れずに唾液が出せるツボをご紹介します!
デスクワークをされている方、スマホをよく使う方にもピッタリなツボになります。
おすすめするツボ『合谷』です。
人差し指と親指の骨がぶつかる間にあるツボです。
☆効果的な押し方は、指の間の筋肉を人差し指の骨の方向に痛気持ち良く押していくことです。
敏感な人はすぐに唾液が出る感覚、顎の筋肉の緩みを感じていただけると思います。
しばらく押すことで、「口腔内」と「のど」が潤い、
唾液が出ることにより口臭予防とウイルス感染の予防になります。
気血の鬱滞を流すツボで、肩こり頭痛、歯の痛み、喉の痛み、難聴、目の充血に効果的です。
人差し指から肘の外側を通り、肩から前側の首と顎を通り、鼻の下へと結ぶ「大腸経」という経絡のツボです。
温めるとさらに効果的なのでセルフお灸もおすすめです。
お灸ができない方はカイロを当てるもの良いです。
ご注意: 妊活中で着床時期や妊娠初期は、優しく押していただくか、
耳の後ろの凹みのツボ『翳風』(えいふう)がおすすめです!
☆こんな方におすすめ☆
・ストレスにより交感神経が高まり、口や喉が渇く方
・デスクワークの方に多い首肩こり、腕の疲れ、頭痛のある方
・イライラやのぼせのある方
・スマホで親指と腕を酷使している方
・顎の食いしばりのある方
・便秘ぎみの方
Q. 生理中に鍼灸治療を受けても大丈夫?
不妊症の鍼灸Q&A初診のご予約をいただく時に、「生理中なんですが大丈夫ですか?」というご質問をいただくことがございます。
答えは「YES!」です。
身体が「排出モード」になる生理中だからこそできるデトックス=解毒治療をする大チャンス。ぜひお越し下さい!とオススメしております。
内膜がはがれて出血をする月経期は、「血」の中に入ってしまった「毒素」を身体が排出しようとがんばっています。
鍼灸で気血の流れを良くして、解毒がスムーズに行くように応援することができます。
よりクリーンな状態で次のサイクルに入れるように、周期療法のなかでも生理中の治療はとても重要です。
月経血がネト~ッとしている、黒っぽい、塊が混じる、悪臭がする、ダラダラ長引く、生理痛がある、冷えがある、肌荒れやクスミが気になる、体臭が気になる…などという方は、妊娠の可能性が無ければ生理予定の一週間前くらいからのデトックス治療をお勧めしています。
女性は月経を利用して、血中の様々な化学物質や毒素を直接体外に排出することができます。そのせいで身体の中の毒素が内膜に集まってきやすく、毒素があまりにも多いと免疫反応が起きて炎症となり、生理痛や子宮内膜症の原因となることがあります。
当院独自の不妊治療TFM(セラキュア・ファティリティ・メソッド)では、帯脈(たいみゃく)という特別な経絡を利用して、デトックス治療を行います。
自宅のクローゼットに、古くて不要なものがガチャガチャと溜まっていませんか?
帯脈の治療は、このクローゼットの扉を開けて、断捨離をする治療です。
新しいものを迎え入れるためには、古いものを捨てなくてはなりません。
ここでいう「毒素」とは、食品添加物や化学物質、環境ホルモンなどに限らず、過去のトラウマや、見ないようにしている不快な感情、家系に代々引き継がれてきた問題なども含まれます。
東洋医学では、妊娠・出産をする前に、できるだけこのような「毒素」をお掃除して、子供に悪いものを引き継がないようにすることが大切と言われています。
治療を始めてから最初の数周期は、月経時に何年も溜まっていたどす黒いヘドロ血が出てくることがよくあります。デトックスが進むと、月経血が鮮血のように赤くサラッとしたものに近づき、生理痛の減少、肌質の改善などがみられます。
もちろん内膜のコンディションもアップしますので、受精卵にとってより快適なフワフワベッドとなり、着床率が向上します。
生理中のデトックス治療は、とてもリラックスできるものです。安心してご予約ください。
妊活専門鍼灸師とともに漢方を考える その①
妊活~東洋医学の視点から今回は漢方薬のことを考えてみました。
漢方は自然界に存在する植物、鉱物、動物などの薬効(生薬)を複数組み合わせて病気や不調を改善したり予防したりする伝承医学です。
元々中国で生まれた医学が5世紀6世紀ごろに日本に伝わり、以降は日本の風土や気候に合わせて発展しました。そして、西洋医学が中心となるまでの間、日本の暮らしや生活に入り込んで人々を支えてきました。
医薬品としての漢方薬
生薬は先人の知恵と経験の積み重ねで、害が少なく効果が確認されたものが薬として残ってきたのですが、近年その成分や作用機序が少しずつ解明されてきて、医薬品としても製造されるようになりました。病院で処方される医療用漢方製剤、薬局などで購入できる一般用漢方・生薬製剤などです。これらの薬は厚生労働省や業界団体の基準により安全性と品質を確保する取り組みが行われています。
ここで研究が進んでいる薬の例をひとつを紹介します。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
主に女性の冷えやのぼせ、月経困難、更年期症状に使われます。
実際に桂枝茯苓丸を服用したグループは、女性ホルモンの治療を受けたグループに比べ、ホットフラッシュの改善で良い結果が得られたとの報告があります。
ホットフラッシュとは主に、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減少することで自律神経の働きが乱れ、顔や上半身のほてりや発汗と足元には冷えが起こる症状です。
桂枝茯苓丸に含まれる生薬の『ケイヒ』には血流改善作用があるのですが、近年の研究ではその『ケイヒ』に含まれる『シンナムアルデヒド』に、血管の内皮細胞の働きを改善する作用があることが明らかになっています。
内皮細胞は血管の収縮・弛緩を調節するなど血流の維持に重要な役割を担っていて、働きが低下すると、血流の低下や動脈硬化を起こすことがわかっています。
動物を使った実験では、シンナムアルデヒドが血管内皮細胞のへの酸化ストレスを防ぐことで血流を維持・改善し、さらに動脈硬化を防ぐことができました。
このように、古より経験的に使われていた生薬が現代社会では少しずつですがその効果が解明されてきています。
そして鍼灸治療においても同様に、痛みの緩和や自律神経のバランスの調整、免疫機能を向上などのメカニズムが解明されつつあります。
西洋医学の良さ、東洋医学の良さ、それぞれのメリットを確認しながら体調に応じた健康管理を続けてみてください。
セラキュアで行っている鍼灸治療も、自律神経のバランス調整やホルモンの働きに着目して組み立てられています。
妊活はもちろん、更年期症状や生理痛、PMSなどの女性特有の不調改善はもちろん、季節に応じた体のメンテナンスのためにもどうぞ、ご検討ください。
梅雨を前に待合室のお花がリニューアルしました!
待合室の季節のお花今回のタイトルは「青梅雨(あおつゆ)の朝」
「恵の雨をいっぱい含んだ木々や花たちがみずみずしく咲いている様を表現しました。天に伸びるノバラの青い実と彩り豊かな紫陽花を楽しみ下さい。」
とのコメントを華道家の島田光和様よりいただきました。
華やかさと力強さを備えたお花たちです。梅雨時の過ごしにくい季節ではありますが、このお花を見ていると気持ちも前向きになる感じがします。
是非、見にいらしてください。
妊活中のおやつ選び「おせんべい」
不妊症克服!〜おやつ選び〜妊活中はあれこれ気をつけることばかりでストレスがたまりがち…ストレスをためるのはよくないもーん!とおやつをパクパク食べている方、ちょっとお待ち下さい!よく口にしているそのおやつが妊娠力にどう関わっているのかを知ることで、賢くおやつを選び、ストレスの少ないベビ待ちライフを過ごしていただきたいと思います。
妊活中の賢いおやつ選び。今回のテーマは…
「おせんべい」 オススメ度 ★☆☆☆☆
「洋菓子は身体に良くないから、おやつはおせんべいに変えました」という患者様が何名かいらっしゃいました。
お砂糖たっぷりでもなく、カロリーも低そうで、乳製品も使っていない…妊活おやつには良さそうな「おせんべい」ですが、実際はどうなのでしょうか?
原材料は「お米」です
おせんべいの原材料をご存じでしょうか。
おせんべいはお米から作られています。
つまり…「糖質」でできているということ。
今までのブログで、何度か血糖値と不妊症の関連性についてお伝えしていますね。血糖値上昇の目安であるGI値(グリセミックインデックス)はおせんべいの種類にもよりますが80~89。
意外にもショートケーキと並ぶほどの高GI値の食品であり、注意が必要です。
また、カロリーは1枚約60~70kalほど。
4枚くらい食べると、ごはん茶碗1杯分のお米を食べるのと同じになり、食べ過ぎは糖質・カロリー共に摂りすぎることになってしまうので注意が必要です。
添加物が含まれている
大型スーパーのおせんべいコーナーへリサーチに行ってきました。
50種類くらいあるでしょうか。ずらっと並んだおせんべい。パッケージを裏返して原材料を見てみると…食品添加物が含まれたものがほとんどで驚いてしまいました。
人工的にうま味や甘みをつけたり、乳化剤や色をよく見せるための色素も添加されています。
醤油味のおせんべいには、発がん性が疑われている「カラメル色素」が使われているものがほとんどでした。
食品添加物を摂取すると、肝臓が解毒しようと働く際に、老化の原因となる「活性酸素」を発生させます。
妊活中には大敵の活性酸素。なるべく添加物が入っていないものを選ぶようにしてくださいね。
ちなみに、比較的シンプルな原材料のおせんべいは2~3種類ほどしか見つけられませんでした。(「調味料(アミノ酸等)」も化学調味料のことですが)
東洋医学では、黒い食べ物は生殖に関係する「腎」を補うとされています。
もし食べるなら、黒ゴマが入ったものや黒豆が入ったおせんべいを選ぶといいかもしれません。
おせんべいの東洋医学的な性質は?
原料となるお米は、私たちがよく食卓で食べている「うるち米」とおもちに使われる「もち米」が主に使われています。東洋医学的には、うるち米は「平」もち米は「温」となるので食べすぎで身体を冷やしてしまうということはありません。
まとめ
コンビニやスーパーなどで身近に買えるものには添加物が使用されているものがほとんどですが、オーガニックフード専門のお店などで探すと、「うるち米・塩」などシンプルな材料で作ったおせんべいも手に入ります。
それでも、高GI値で血糖値が上がりやすいことには変わりなく、少ない枚数しか食べられないのでおやつとして満足感が少ないのが難点。
食事の場合は先に野菜を食べてからお米を食べるなどの工夫で血糖値の上昇を緩やかにすることができますが、おやつの場合はいきなりおせんべいを食べることになってしまいます。
よって、星は1つにしました。★☆☆☆☆
多くの方にとって、意外な(残念な?)結果となりました。
妊活中、気をつけなきゃとわかっていてもついつい食べたくなってしまうおやつ…甘くなくてもおせんべいの食べ過ぎは血糖値が気になります。
高血糖の状態は下垂体に影響を与え、ホルモンの分泌異常を起こしてしまうことで排卵や卵子の質の低下が起こる可能性があります。これは男性の精子も同じです。
鍼灸治療は膵臓からのインスリンの分泌を助けたり、自律神経を整える、血流促進の作用により血糖値を安定させる効果が期待できると考えられます。
妊活中にはクリニックの通院に合わせて、鍼灸治療を併用することをおすすめします。
少しでも快適な妊活ライフをおくっていただけるよう、これからも妊活おやつ情報を更新していきます。ご期待下さい!
食生活・ライフスタイルは人によって様々。当院では一日も早く健康を取り戻していただけるよう、お一人お一人に合わせたアドバイスもさせていただき、妊活をサポートいたします。お気軽にご相談ください。
妊活中のおやつ選び「あんこ」
不妊症克服!〜おやつ選び〜妊活中はあれこれ気をつけることばかりでストレスがたまりがち…ストレスをためるのはよくないもーん!とおやつをパクパク食べている方、ちょっとお待ち下さい! よく口にしているそのおやつが妊娠力にどう関わっているのかを知ることで、賢くおやつを選び、ストレスの少ないベビ待ちライフを過ごしていただきたいと思います。
妊活中の賢いおやつ選び。今回のテーマは…
「あんこ」 オススメ度 ★★☆☆☆
ダイエット中にどうしてもスイーツを食べたくなってしまったら、洋菓子はバターやクリームなどの脂質が多くカロリーも高いため、和菓子が良いといわれています。
しかし妊活中ではどうなのでしょうか?
そこで今回は、和菓子でよく使われる「あんこ」にスポットを当てて調べてみました。
あんこは良質なタンパク質でできています
まずはあんこの原料である小豆。小豆100g中約20gのタンパク質が含まれています。
一見少なく感じますが、タンパク質の基礎となるアミノ酸のバランスがとれた良質なタンパク質でできており、とても栄養価の高い食材です。
人間の身体はタンパク質で構成されています。皮膚や筋肉・髪の毛もそうですし、妊娠に必要不可欠な血液やホルモンの生成にもタンパク質は関わっているため、妊活にはとっても必要な栄養素なんです。
赤ワインよりポリフェノールが豊富!
抗酸化作用があり老化を防いでくれるポリフェノール。豆類の中でも小豆には特に多く含まれています。
とくに輸入の小豆よりも北海道産の小豆の方がポリフェノール含有量が多いことがわかっており、なんと赤ワインの1.5〜2倍ものポリフェノールが含まれているんですよ。
食物繊維がたっぷり!
小豆には腸内環境を改善してくれる食物繊維がたっぷり。食物繊維は血糖値の急上昇を抑えてくれる効果もあり、妊活中にはバランスの良い食事と共に摂りたい栄養です。
この小さい小豆にはなんとゴボウの約3倍、さつまいもの約8倍の食物繊維が含まれているんです。
気になる血糖値…GI値は?
妊活中、おやつとして食べる際に気になるのが血糖値。小豆の場合GI値は45と低く、低GI食品となります。
しかし「あんこ」となると数値が跳ね上がります。
あんこの原材料を見ると「砂糖・小豆・食塩」となっており砂糖の量が一番多いことがわかります。作り方もたっぷりの水で小豆の皮が柔らかくなるまで煮て、小豆と同量の砂糖を入れて練り混ぜる…というのが基本です。
つまり小豆では低GIですが、砂糖が大量に加わったあんこの場合GI値が80という高GI食品となってしまうのです。
よくある和菓子の既製品でいうとどら焼きが95、大福が88。
和菓子と思って油断していると、おやつにひとつ食べただけでも急激な血糖値の上昇につながってしまうため、注意が必要です。
まとめ
原材料の小豆には紹介したタンパク質・食物繊維・ポリフェノールの他にもビタミンやカリウムなども含まれ、妊活にとても良い栄養素でできています。あんこのカロリーも100g 231kcalと洋菓子に比べると高くはありません。
しかしあんこにしてしまうことで砂糖が多く入ってしまい、血糖値の急上昇を招くことから妊活中に積極的に食べるおやつとしてはオススメできません。
どうしても食べたい時は、市販で売っているものではなくご自身で手作りするのは良いのではないでしょうか?
あんこを作る際は白砂糖を避けて、てんさい糖やはちみつ・米飴などを使って甘さを調節して作ってみてください。また茹でただけの小豆も煮たカボチャやサツマイモと一緒に食べれば程よい甘さもあり栄養価もアップします。
よって、星は2つにしました。★★☆☆☆
妊活中、気をつけなきゃとわかっていてもついつい食べたくなってしまう甘い物…和菓子でも血糖値が気になるところです。
高血糖の状態は下垂体に影響を与え、ホルモンの分泌異常を起こしてしまうことで排卵や卵子の質の低下が起こる可能性があります。これは男性の精子も同じです。
鍼灸治療は膵臓からのインスリンの分泌を助けたり、自律神経を整える、血流促進の作用により血糖値を安定させる効果が期待できると考えられます。
妊活中にはクリニックの通院に合わせて、鍼灸治療を併用することをおすすめします。
少しでも快適な妊活ライフをおくっていただけるよう、これからも妊活おやつ情報を更新していきます。ご期待下さい!
食生活・ライフスタイルは人によって様々。当院では一日も早く健康を取り戻していただけるよう、お一人お一人に合わせたアドバイスもさせていただき、妊活をサポートいたします。お気軽にご相談ください。
妊活中のおやつ選び「ヨーグルト」
不妊症克服!〜おやつ選び〜妊活中はあれこれ気をつけることばかりでストレス がたまりがち…ストレスをためるのはよくないもーん!とおやつをパクパク食べている方、ちょっとお待ち下さい! よく口にしているそのおやつが妊娠力にどう関わっているのかを知ることで、賢くおやつを選び、ストレスの少ないベビ待ちライフを過ごしていただきたいと思います。
妊活中の賢いおやつ選び。今回のテーマは…
「ヨーグルト」 オススメ度 ★★★☆☆
美容やダイエット、お通じの調子に効果が期待されているヨーグルト。毎日召し上がっている方が非常に多い身近な食品です。
食事以外でも小腹が空いた時に手軽に食べやすいヨーグルトは、妊活中のおやつとしてどうなのでしょうか?
ヨーグルトの栄養素
身体に必要な栄養素の基本である三大栄養素は、「炭水化物」「タンパク質」「脂質」です。プレーンタイプのヨーグルト100gあたりには、タンパク質3.6g/脂質3.0g/炭水化物4.9gが含まれており、バランスがとれた食品です。
GI値も25と低く、血糖値の急上昇を心配しなくていいことも嬉しい点。
しかし、あくまで低GI値なのはプレーンヨーグルトの場合なので、お砂糖が入っている物は選ばないようにしてくださいね。
やっぱり乳酸菌!
ヨーグルトと聞いて思い浮かぶのは乳酸菌ではないでしょうか。乳酸菌は様々な発酵食品に含まれており、腸内の悪玉菌を減らして善玉菌を増やし、腸内環境を整えてくれる作用があります。
腸内環境が整うということは、便通の改善はもちろん、免疫力もアップさせてくれます。
身体の免疫のほとんどが腸内で作られています。腸内環境が整う=免疫バランスが整うので、花粉症などのアレルギーを緩和させたり、乳酸菌の摂取によりインフルエンザの罹患率も下がったというデータがあるほど、腸は免疫と深い関係があるのです。
さらには免疫バランスが整うと、子宮環境も整い着床しやすい環境を作ってくれます。(詳しくは過去のブログ→不妊と花粉症)
意外にも女性ホルモンが含まれている?
これは乳製品全般に言えることですが、乳製品の原料である乳汁は妊娠中の牛からも搾乳しています。栄養素以外に微量ではありますが女性ホルモンであるエストロゲンやプロゲステロンなどが含まれてしまっているのです。
ヨーロッパ人を対象にした研究では、高脂肪の乳製品を日常的に摂取しているグループでは、乳がんの再発や死亡リスクが増加するという結果があります。
過度に乳製品を摂りすぎると、男性では精液所見が悪くなることや、女性では月経不順や排卵の抑制などが生じてしまうこともわかっています。「薬も過ぎれば毒になる」ですね。
お通じが良くなる…気がする??
日本人の腸はもともと乳製品に含まれる乳糖を分解する働きが弱いため、ヨーグルトを摂りすぎることで消化不良を起こし、お腹を下してしまいます。日本人の約8割がこの乳糖不耐症だと言われています。「ヨーグルトを食べるとお通じが良くなる」というのは、意外にも「乳糖不耐症によってお腹が緩くなったから」という可能性があります。
また消化不良が続くと、「脾」の機能を弱らせてしまいます。東洋医学で脾は、身体の血やエネルギーを作り出す重要な役目があり、妊活中にはとても必要不可欠な働きをしているため、気をつけなければいけません。(脾について詳しくはこちらもご覧ください)
添加物の摂取に注意
プレーン以外のお砂糖入りのヨーグルトをよく召し上がっている方は、裏面の原材料をよく見てみてください。「乳化剤」や人工甘味料である「スクラロース」「アスパルテーム」「アセスルファムK」など記載があるものが多く見られます。これらは腸内細菌を減らし、慢性的な炎症を引き起こしたり、栄養素の吸収を妨げたりすることがわかっています。
乳酸菌を摂って腸内環境を整えよう!と思っても、これではガッカリです。なるべくシンプルな材料で作られているものを選ぶようにしてみてくださいね。
おすすめの食べ方
まずは空腹時にはさけます。胃酸の影響で菌が死んでしまうので、何か食べた後にヨーグルトを食べるのがオススメです。また、相性のいいフルーツは水溶性の食物繊維が豊富な「キウイ」。ヨーグルトの腸内環境を整える力をさらにアップさせてくれます。
まとめ
血糖値が急上昇しにくい低GIの食品のため、おやつにはちょうどいいですね。食べるならプレーンタイプであれば問題ありません。便利な小分けタイプになっているヨーグルトは必ず原材料を確認し添加物に気をつけましょう。
腸内環境を整える乳酸菌はとても魅力的です。しかし要冷蔵の冷たい食品ですので身体を冷やしてしまうことと、ホルモンの影響を考えると毎日積極的に食べるのはあまりおすすめできません。
また、空腹時は胃酸の影響を受けやすいので、おやつとしてではなく食事の後のデザートとして召し上がってみてください。
よって、星は3つにしました。★★★☆☆
妊活中、気をつけなきゃとわかっていてもついつい食べたくなってしまうおやつ…低GIの食品ではありますが、冷たい食べ物なので食べ過ぎに注意しましょう。
妊活に重要なホルモンは脳で分泌され、血液中に流れ込み全身を巡り子宮や卵巣に運ばれます。クリニックで処方されるホルモン補充の薬の成分も同じく血液によって運ばれます。
しかし冷たいたべものばかりで身体が冷えてしまっているとどうでしょうか。必要なホルモンや薬の成分が正しく運ばれません。なかなか卵胞が育たない、内膜が厚くならないということにも繋がってくるのです。
鍼灸治療では滞った血流を促進させ冷えの改善をすることでホルモンバランスを整えます。高かったFSHの数値がグンと下がった方も多くいらっしゃいます。
妊活中にはクリニックの通院に合わせて、鍼灸治療を併用することをおすすめします。
少しでも快適な妊活ライフを送っていただけるよう、これからも妊活おやつ情報を更新していきます。ご期待ください!
鍼灸で妊活のサポートができる理由
セラキュアの不妊治療当院には様々な事情を抱え、多くの方が妊活をきっかけでいらっしゃいます。
鍼灸で効果のあるエビデンスは既に過去のブログでお伝えしているので割愛させていただきますね。
こちらでは鍼灸で妊活のサポートができることと、その理由をお伝えします。
要点が下記4点です。
1、血流促進
2、メンタルケア
3、自律神経の調整
4、体のアライメント(歪みなどのバランス)ケア
1、血行促進
気と水と血を合わせて気血水といって東洋医学で体を作る基本となっています。
血行といっても、血流に①気(エネルギー)があること、滞らず流れていること。
②水(潤い)があること、滞らず流れていること。
③血(鉄などミネラル)が充塡して、3つ揃っていることが血行を良くするということです。
鍼では不足しているところは補い、多くて滞り新陳代謝ができていないところはスムースに流すことができます。
その結果、細胞の新陳代謝が促され卵巣、子宮の機能を活性化しあるべき状態へとサポートします。
2、メンタルケア
病は気から。この言葉の通りに、
自分の数秒先のイメージで体の細胞はその通りになっていきます。
東洋医学では感情によってもたらされる各臓器への影響が明らかになっています。
イライラは肝臓、悲しみは肺、恐れは不安は腎臓、など
そしてそれら感情に影響が出るのが、ホルモンを司る脳と体中のホルモンの分泌腺です。
感情が安定しているからこそ分泌腺がきちんと働き、子宮や卵巣、精子が元気になります。
なので非常に大切にしたいココロの問題です。
妊活を期に鍼に来て、パニック症状が治ったり、不安がなくなった、うつの薬を手離せた!
仕事の人間関係などが気にならなくなった、体では膣の潤いが変わった、男性ではEDが改善した
など嬉しい声を聞きます。
鍼灸では特に自分ではコントロールしきれない精神的なサポートが得意です。
3、自律神経の調整
上記のメンタルケアと同様に得意とします。
近年では脳、自律神経が鍼により改善される作用機序が証明されつつあります。
内臓をしっかり働かせるため、ホルモンのコントールをするためにも
その方の体質や癖へのツボへアプローチを続けることで
ストレスや不規則な生活などによって受けた脳の自律神経の中枢のダメージを回復させます。
それにより、胃腸が整い、きちんと排卵できるようになったり、眠っていた卵巣や子宮の機能を取り戻します。
メンタルが安定した、手足やお腹が冷えにくくなった、疲れにくくなった、よく眠れるようになったなど、少しずつではありますが改善した嬉しいお声を聞きます。
交感神経と副交感神経のバランスが整うと、
副交感神経が働く時に、脳や筋肉にいっていた血流は内臓に集まります。
胃腸の消化と吸収は卵子の質を高め、各臓器の神経が働きだすと
卵巣動脈、子宮動脈も働き出します。
よく言われる妊娠するツボというものは魔法のようなもので、
その方にあったツボを選べるかどうかの方が妊娠の大事な近道なのです。
4、体のアライメント(歪みなどのバランス)ケア
肩こり、腰痛、それ以外にも頭の絞扼痛、くいしばり、神経痛などは
体の症状は、行動しすぎた生活の癖、行動しない生活の癖、
頑張りすぎている感情の癖、などのそれぞれの生き方が反映されます。
それは結果的に、呼吸が安定しない姿勢、食べたものを消化しずらい姿勢、
より感情が安定しない姿勢になります。
筋肉がこわばり、自律神経が乱れ、内臓が働かなくなるとココロにまで影響が出ますね。
当然生殖機能は働きません。また正しい位置から臓器がずれてしまっているので
血流や栄養にも影響していきます。
鍼灸では、癖になっている全身の骨格筋肉を微細に調整することで
あるべき姿勢と重心に近づけ、体の臓器の血流をスムーズにして
授かりやすい体と体質改善をしていきます。
また体調管理、エクササイズ、サプリ、鍼に通うこと以外に何かできることはありますか?
というご質問をよくいただきます。
何といっても、食事の取り方と質の良いものを食べること。
今お体にある卵のうちから、既に未来の赤ちゃんだと思ってください!
赤ちゃんに食べさせたいものなのか、授乳した時に体にいいものなのか?
油分、糖分、塩分など栄養が偏っていないか、食べ過ぎでいないか、
よく噛んでいるか、不規則に食べていないか?
特に日本は添加物や農薬の基準が世界でも大変緩いので、
海外では禁止させれるものが市場に当たり前のように出ています。
少しでも質の良いものを摂りたいものですね。
妊活レシピ、おやつ等も過去ブログにあげていますので是非参考にされてください。
その他、詳しく知りたい方はお気軽に来院時にスタッフにお尋ねください。
ありがとうございました。
筆者土井
東洋医学と西洋医学を使い分ける
妊活~東洋医学の視点から昨今、伝承医学である漢方や鍼、灸など東洋医学の効果が着目されつつありますね。症状は限られますが健康保険が適用される鍼灸治療や漢方薬も数多くあります。
では、体調不良になった時や体調をコントロールしたい時、どのように医療を選びますか?今回はそんな疑問のヒントに少しでもなれば良いなと思います。
<東洋医学と西洋医学では得意な分野が違う>
西洋医学は病気の原因を見つけて取り除くこと(手術、抗生物質などの薬物治療)や、局所的な対応(頭痛には鎮痛薬、不眠には睡眠薬)が得意です。逆に原因がはっきりしない場合の対応はあまり得意ではありません。
一方、東洋医学は病名がない状態(未病)のとき、全身から発信されているさまざまな情報を元に推測し、からだ全体のバランスを整えていくことで、本来持つ治す力を高めることが得意とされています。
例えば『薬』で考えてみましょう。
西洋医学の処方薬は、各々の単一成分に着目し、成分ごとの効果を時には組み合わせながら処方します。一例として、エフェドリンという薬があります。この薬は、麻黄という生薬から発見され、西洋医学では喘息や気管支炎などに使われていますが、麻黄には200種類以上の成分が含まれています。麻黄も漢方薬としても風邪の引き始めなどに使用されます。
西洋薬は、動物実験や人への臨床試験で効果や安全性を確認した上で販売されます。一方、漢方薬は約2000年の年月をかけて人に使われ効果や安全性が確認されたものが残って使われています。
しかし漢方薬においては、成分が複雑に関わりあうこともあり、効果や副反応などまだわかっていない部分もあります。
次に『身体の捉え方』です。
西洋医学では一般的に心と体を分けて考えます。また、体は部位や機能ごとに眼科や整形外科などに分け、心は精神科や心療内科の医師が診ます。
東洋医学では「心身一如」と言って心と体は一体であるという考えのもと、心身全体の調和をはかりながら治療します。心が弱っているために身体が不調になることがありますが、逆に身体が弱いために心が不調になることもあるのです。
西洋医学も東洋医学もどちらも優れた考え方なので、どちらか片方だけを選ぶのではなく、それぞれの長所と短所を理解して必要に応じて使い分け、長所を生かし、短所を補完し合う使い方をしてみましょう。
西洋医学の良さ、東洋医学の良さ、それぞれのメリットを確認しながら体調に応じた健康管理を続けてみてください。
セラキュアで行っている鍼灸治療も、自律神経のバランス調整調整や内分泌の働きに着目して組み立てられています。
妊活はもちろん、更年期症状や生理痛、PMSなどの女性特有の不調改善はもちろん、季節に応じた体のメンテナンスのためにもどうぞ、ご検討ください。
妊活中のおやつ選び「バナナ」
不妊症克服!〜おやつ選び〜妊活中はあれこれ気をつけることばかりでストレスがたまりがち…
ストレスをためるのはよくないもーん!とおやつをぱくぱく食べている方、ちょっとお待ち下さい!
よく口にしているそのおやつが妊娠力にどう関わってくるのかを知ることで、賢くおやつを選び、ストレスの少ないベビ待ちライフを過ごしていただきたいと思います。
妊活中の賢いおやつ選び。今回のテーマは…
「バナナ」 オススメ度 ★★★★☆
バナナは甘さがあって腹持ちも良いので、朝食代わりにしたり、小腹が空いたときに食べる方も多いのではないでしょうか。
今は持ち運んでもバナナがつぶれないよう、専用のケースも売っていますよね!
バナナの栄養成分(1本 約100g 86kcal)
・タンパク質
・炭水化物
・カリウム
・マグネシウム
・ビタミン
・ナイアシン
・葉酸
・食物繊維
・トリプトファン
・ポリフェノール類
このようにバナナはとっても栄養が豊富なんです。
糖質の多いバナナ 血糖値は大丈夫?
バナナは糖質が多いので、血糖値を心配する方も多いのではないでしょうか。
バナナに含まれる糖質はブドウ糖・果糖・ショ糖といろいろな種類を含んでおり、それぞれエネルギーに変わる早さが違います。
・ブドウ糖・果糖・・・・すぐエネルギーに変わるよう動く=血糖値の上昇が早い
・ショ糖・オリゴ糖・・・血糖値の上昇はやや早め
・食物繊維・でんぷん・・消化が遅く、血糖値の上昇は穏やか
血糖値の上昇指数を表す指標であるGI値(グリセミックインデックス)を見ると、バナナは55。
GI値は70以上を高GI値、55以下を低GI値としており、バナナはぎりぎり低GI食品に分類されます。
すぐにエネルギーに変換する即効性もありながら、腹持ちも良く、血糖値の上昇も穏やかな優秀食品といえます。
そして…卵巣の栄養になる成分も!
卵子にはミトコンドリアという細胞が多く存在しています。
ミトコンドリアは卵子を取り囲んでいる顆粒膜細胞を活性化させる信号を出し、顆粒膜細胞からのエストロゲンの分泌を促進するという重要な役割を担っています。
ここで注目したいのがバナナに含まれる「カリウム」という成分。
カリウムは主に、むくみの予防や血圧を正常に保つ働きがありますが、なんとミトコンドリアのエネルギー源にもなっているのです。
カリウムには、微量放射能である「カリウム40」が含まれています。
ミトコンドリアは酸素が豊富で体温が高い場所で盛んに活動し、さらにカリウム40がミトコンドリアを活性化させ、エネルギーを作り出しています。
サプリメントからでは微量放射能は摂れないので、新鮮な野菜や果物からカリウムを取り入れることが卵子の発育に有効です。
バナナ1本には約360mgのカリウムが含まれ、これはピーマンの約2倍、リンゴの約3倍あります。
カリウムにはニンジンやゴボウなどにも多く含まれていますが、加熱すると失われやすい成分のため、生で食べられるバナナはオススメです。
南国のフルーツ ひとつだけ注意点
バナナは主に赤道に近い南国で生産されています。
食べ物には身体を温めたり冷したりする性質があり、それぞれの地域で作られる食べ物には意味があります。
寒い地域で生産されるものは身体を温める性質があり、反対に暑い地域で生産されたものは身体を冷す性質があるのです。
つまり、南国で生産されているバナナは身体を冷す性質があるということ。
毎日何本も食べるなど極端な食べ方はしないようにし、1日1〜2本程度にしましょう。
まとめ
血糖値の上昇も穏やかで、適度に甘く腹持ちの良いバナナは、おやつに適していると言えます。食物繊維も含まれているので、便秘解消にも良いですね。
ミトコンドリアのエネルギー源になるというのも嬉しい驚きでした。
しかし食べ過ぎると妊活に大敵な冷えを招く心配があるので −1にしました。
よって、バナナは妊活おやつとして星4つです。★★★★☆
妊活中、気をつけなきゃとわかっていてもついつい食べたくなってしまうおやつ…身体にいい物でも冷やす性質の物は食べ過ぎに要注意です。
妊活に重要なのはホルモンバランス。ホルモンは脳で分泌され、血液中に流れ込み全身を巡り子宮や卵巣に運ばれます。クリニックで処方されるホルモン補充の薬の成分も同じく血液によって運ばれます。
しかし身体が冷えているとどうでしょうか。必要な量のホルモンや薬の成分が正しく運ばれません。なかなか卵胞が育たない、内膜が厚くならないということにも繋がります。
鍼灸治療では滞った血流を促進させ冷えの改善をすることでホルモンバランスを整えます。高かったFSHの数値がグンと下がった方も多くいらっしゃいます。
妊活中にはクリニックの通院に合わせて、鍼灸治療を併用することをおすすめします。
少しでも快適な妊活ライフをおくっていただけるよう、これからも妊活おやつ情報を更新していきます!
食生活・ライフスタイルは人によって様々。当院では一日も早く健康を取り戻していただけるよう、お一人お一人に合わせたアドバイスもさせていただき、妊活をサポートいたします。お気軽にご相談ください。