妊活セルフケア! オススメのツボ「三陰交」

妊活セルフケア! オススメのツボ「三陰交」

不妊症に効くツボ

 

不妊症の原因は様々ですが、まず健康な母体のベースをつくることが妊娠への近道です。

そのために食事・運動・睡眠…いろいろと工夫されている方も多いのではないでしょうか?

そこにプラスαとして、ご自身でできるツボ療法をぜひ取り入れてみてください。

 

身体の表面には「気」や「血」が循環する「経絡(けいらく)」という線路のような通り道があり、その上にのように「ツボ」が存在しています。

身体の不調が経絡を通じてツボに表れたり、逆にツボを刺激することで不調を解消させることができるため、体調を整えるためにツボ療法はとても有効です。

 

この「不妊症に効くツボ」シリーズでは、当院の鍼灸師が妊活に効果的なオススメのツボと刺激のしかたをご紹介していきます。

 

今回ご紹介するツボは「三陰交=さんいんこう」

三陰交は「女性のツボ」として有名です。

すでにご存じの方も、詳しく知るとより効果を実感しやすくなるかもしれません。

 

まずは「三陰交」の正しい位置を見つけてください。

足の内くるぶしの中央から指4本分の所、スネの骨のすぐ後ろ際にあります。

三陰交

その辺りを触ったり押したりしてみてください。少し凹んでいたりズーンと響くような痛みを感じるポイントはありませんか?

 

「三陰交」はどんなツボ?

三陰交という字の通り、3つの陰が交わる所です。

東洋医学のベースとなっている考え方に「陰陽説」があります。

人の身体も、陽が当たる部分である外側を陽、内側の陰ができる部分を陰として分けており、三陰交は陰の経絡である「肝」「脾」「腎」の3つが通っています。

昔から婦人には三陰交と言われてきたのは、は月経・妊娠・出産に「肝」「脾」「腎」の働きが深〜く関わっているからなのです。

三陰交は、ひとつで3つの機能を活性化させることができる女性にとって大変便利なツボです。

 

以下、青字部分は少々専門的になりますので、面倒な方は飛ばしてくださいね ;)

肝は主に気を動かす働きと血を流す働きをしています

東洋医学では「気めぐれば血めぐる」と言われています。

肝の機能が低下し気の流れが悪くなると、血の流れも停滞しドロドロとした血の「瘀血(おけつ)」を生じ、月経不順や月経痛、閉経などが現れやすくなります。

血の流れが悪くなるということは子宮や卵巣へ必要なホルモンが運ばれにくくなるため、月経サイクルや卵子の成長に影響を及ぼすと考えられます。

 

脾は主に消化吸収、栄養を全身に運ぶ作用、血が外へ漏れないようにする作用があります

一見、妊娠に消化吸収が関係あるの?と思われがちですが、妊娠に重要な「血」を作り出す機能としてとっても大切です。

脾の機能が低下すると気や血が不足し、身体はエネルギー不足となるため、妊娠するためのエネルギーも足りない状態となります。また不正性器出血もこの脾が弱っている時に起こることがあります。

 

腎は生殖機能と水の流れに深く関わっています

腎の機能が低下すると生殖に重要なエネルギーが不足し、不妊の原因になります。

このエネルギーを東洋医学では「精気」と読んでいます。

精気は生まれてから徐々に増え、成人でピークとなり、老年期になると自然と減っていくものです。しかし、先述した「脾」の機能が低下すると腎の精気も不足するため注意が必要です。

腎は身体の余分な水分を膀胱へ送り排出させる作用があり、機能が低下することでむくみを引き起こし妊娠に大敵な冷えにつながります。

 

「三陰交」のケアの方法

三陰交がある足首を冷やすと、冷たい血液が骨盤内を通って心臓まで戻る際に卵巣や子宮も冷やしてしまいます。

冬が近づきだんだん気温が下がってきましたが、みなさん靴はどうされていますか?

まだスニーカーやパンプスを履いて足の甲や足首を露出していませんか? 長めの靴下やブーツで、三陰交をしっかりとガードしてください。

冷えが大敵の三陰交は、温めるケアがオススメ。

温灸をしたり、足もと全体を温める足湯も良いですね。

ストッキングを履く方は、デスクワークの間はレッグウォーマーをしてみても。

 

温灸の使い方は治療の際にご指導いたしますので、スタッフまでご相談ください。

 

 

ご自身でできるプラスαのセルフケア。今後も妊娠に効果的なツボをご紹介していきます。

東京都目黒区在住 K様(35歳)。低AMHを乗り越えて妊娠、そして無事にご出産されました!

患者様のお声 〜出産報告〜

皆様こんにちは。

当院に通院されていた患者様が無事に出産され、嬉しいご報告をいただいたのでご紹介いたします。

K様(35歳)は、腰痛がきっかけで当院にご来院されました。また、お仕事による日々の疲れや睡眠不足、風邪を引きやすくなっているなどの体調不良ため定期的に鍼灸治療を受けられていました。

そんなある日の治療中に「実は妊娠を考えている」とお話をしてくださいました。そこで、さっそく当院オリジナルの周期療法を治療に取り入れることにしました。卵子のクォリティをアップするための食生活や、生理サイクルに合わせた過ごし方、ご自宅でのセルフケアなども治療の中でお話しをさせていただきました。

K様が念のため病院で検査をされると、AMH値がとても低いことが判明。医師の勧めで、生理周期のタイミングが合う翌週に、急遽人工授精をすることになりました。

当院では、人工授精後からは妊娠の維持を助ける「安胎」の治療をお受けいただきました。

生理予定日に、市販の妊娠検査薬を使用すると、なんと陽性反応が! その後、病院でも胎嚢を確認することができ、とても喜ばれているご様子でした。

周期療法を取り入れてから約1ヶ月間、治療回数4回で妊娠され、この度無事出産されました。

 

①ご出産のときの様子を簡単にお願いいたします。(陣痛・破水・分娩時の状況など)

38週になってもなかなか子宮口が開かず、お腹が下がる様子もありませんでした。その日はセラキュアさんでいつも通り施術を受けて、お腹が下がるようにとさらし(腹帯)を巻いてもらい、1時間かけて徒歩で帰宅しました。家につくと、なんとなく胎動が変わったような気がしましたが、日をまたいで明け方に破水。そのまま陣痛が来て、一気に子宮口が開き12時間ほどで産まれました。(無痛分娩でしたが促進剤は用いずに)

②当院に通院するようになって心身の状態はどのように変化してきましたか。

胃痛やつわり、マタニティブルーや体のむくみなど、色々なマイナートラブルがありましたが、その都度、その時にあった施術をしていただき、症状を緩和していただきました。普段から腰痛持ちなのですが、全く悪化してなかった(というより、ほとんど腰痛が出なかった)のは、セラキュアさんに定期的に通っていたからかもしれません。

③当院に通院して1番良かったこと、嬉しかったことは何ですか。

施術はもちろんですが、さすが妊婦の患者さんが多いだけあって、妊娠中特有の症状の相談に乗っていただいたり、アドバイスを下さったりして本当にありがたかったです。

④治療中の過程で印象に残っているエピソードがあればお聞かせください。

さらしを巻いていただき、本当に子供が下がってきたことでしょうか? でも、本当は大きなエピソードというより、毎週のつみ重ねで体調が安定していた気がします。

⑤同じような症状で悩んでいる患者様へアドバイスやメッセージをお願いします。

鍼やお灸は、なかなかすぐには効果があらわれないかもしれませんが、つわりの症状をやわらげたり、むくみを軽減したり、体をじわじわサポートしてくれるような存在だと思います。

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K様、無事のご出産おめでとうございます。素敵なご報告をありがとうございました! 

日経ウーマンで疲れが消える一分間メンテをご紹介!

セラキュアからのお知らせ

現在発売中の日経ウーマン12月号にて、当院のスタッフが自分の健康維持のために行っている習慣をご紹介しています。

鍼灸師の他にもセラピストやマッサージ師の方の習慣も紹介されていて、「あ、これ良いかも!」と学ぶところがたくさんある記事です。

当院スタッフの記事は104ページです。

110ページでは医療関係者や読者の方オススメの疲れに効くグッズ&食べ物が紹介されていますが、当院の院長も愛用の品を二つご紹介しております。

他にも心と体を健康に保つためのアイデアがいろいろ掲載されていますので、ぜひご覧になってくださいませ。

お金の貯め方の特集記事もあり、当院スタッフも休憩中に夢中になって読んでおりました 😉 

妊活中もOK。米麹の甘酒

不妊症克服!〜食養生〜

 

当院では妊活中のアルコールと糖分の摂取を控えるようにお願いすることが多いのですが、そうするととっても悲しい顔をされる方がいらっしゃいます 😥 

そんな方に、少量の甘酒なら良いですよ〜とオススメすることがあります。

甘酒といえば日本古来の飲み物ですが、実は栄養が豊富で、最近ではその健康効果に注目が集まっています。

甘酒

甘酒には栄養&酵素がたっぷり!

今でこそ冬に飲むイメージが強い甘酒ですが、江戸時代には夏の風物詩として親しまれていました。体力回復に効果がある「夏の栄養ドリンク」として欠かせなかったのです。

含まれる栄養成分は、ぶどう糖、必須アミノ酸、食物繊維、オリゴ糖、ビタミンB1、ビタミンB2、B6などなど、栄養剤の点滴とほぼ同じ内容。そのため「飲む点滴」とも呼ばれています。

ビタミンB群には疲労回復効果があり、麹に含まれる食物繊維やオリゴ糖は腸内環境を整えるため免疫力アップにも繋がります。またブドウ糖は、すばやく体のエネルギーへと変換されます。

麹は、酵素の宝庫と言われ、その種類は100種類以上とも言われています。その中には脂肪を分解する酵素も含まれているため、脂肪吸収を抑制する効果も期待できます。


 
米麹からできた甘酒を選びましょう

甘酒には「酒粕」からつくられたものと、「米麹」から作られたものがあります。

【酒粕の甘酒】
日本酒を精製する時に、麹を発酵熟成するとできる「酒粕」。その酒粕に砂糖を加えたものが、酒粕の甘酒です。その為アルコール分を含み、砂糖がたっぷり入っているものが多いようです。市販品の中には、アルコール分が1%以下のものだと清涼飲料として販売されている場合がありますので注意してください。
 
【米麹からつくられた甘酒】
麹菌によって米のでんぷんを糖化させ、たんぱく質をアミノ酸に分解したもの。
砂糖は使っていないので、でんぷんの自然な甘さを楽しめます。


妊活中のみなさまにはアルコール分が含まれず、砂糖を使用しない「米麹」から作られた甘酒がおすすめです。


また、米麹の甘酒はご自宅で簡単に作ることができます。
 
 甘酒の作り方
 材料:白米、またはもち米1合 麹100g
 作り方(1)炊飯器でお粥をつくる
    (2)60度くらいに冷ます
    (3)麹をいれてしっかりかきまわす
    (4)炊飯器の蓋は少しあけた状態でぬれ布巾をかぶせ、
       保温モードで8時間ほど発酵させる。
    (5)完成!
       そのまま飲んだり、水で薄めて好みの甘さに調整してください。




体を温め、気血水を補う甘酒は妊活にも二重マル

東洋医学的に甘酒は、体を温める「温」のものに分類され、「脾」「胃」を強くします。「脾」が強いということは、食事から得られるエネルギーをうまく吸収することができるので、妊活中の体には有効です。さらに、エネルギーである「気」を補い、体を潤す「水」を増やし、「血」の流れを促進してくれるので、疲れやすい、血行が悪い、お肌の乾燥などの症状が出ている方にもオススメです。

体を温め、発酵食品なので腸内環境を改善する効果もある甘酒。「お砂糖を控えているけど、甘いものが欲しい」。そんなときにも安心して取り入れていただける飲み物です。それでも糖分濃度は高めですので、くれぐれも飲み過ぎには注意してくださいね。


食生活・ライフスタイルは人によって様々。当院では一日も早く健康を取り戻していただけるよう、お一人お一人に合わせたアドバイスもさせていただき、妊活をサポートいたします。お気軽にご相談ください。

待合室から☆MerryChristmas☆

待合室の季節のお花

大好評だったハロウィーンのデコレーションを名残惜しみながら片付け、待合室は一気に冬化粧。

一足早く、クリスマスがやってきました!

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華道家、島田光和さんの作品です。

コンセプトは「大人メルヘンなクリスマス」

雪景色の中でトナカイやスノーマンが顔を出しています。

どうやらプレゼントを持ってきてくれたみたいですね! 

足元のクマさんが Merry Christmas! と笑っています。

 

こんなポインセチアや

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こんなポインセチアや

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こんな羊さん

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そしてダンディなスノーマン

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さらによーくのぞいてみると、奥の方にはサプライズのプレゼントが隠されているんです。

皆さまにも、素敵なクリスマスプレゼントが来ますように。。。。。

 

お酒と不妊症

不妊症克服!〜日常生活〜

 

『妊活中だけど、お酒を飲みたい!』

そんなお酒好きの方、たくさんいらっしゃいますね。

ただでさえストレスがたまる不妊治療。お酒を飲んでパ〜ッと憂さを晴らしたい!

……そんなお気持ちよく分かります。

 

忘年会やクリスマス、アルコールの誘惑も増える季節になりました。

今回は妊活中の飲酒の是非に注目してみたいと思います。

 

お酒を飲みたいけど、妊活中に飲んで大丈夫なのかしら?

そんな疑問を持ちながらお酒を飲まれていることありませんか。

お酒を飲むと、体の中ではどんなことがおこるのでしょうか。

 

アルコールは体内に入ると肝臓で分解、解毒されますが、その際に活性酸素を発生させます。

活性酸素は、大量に摂取すると身体を酸化=錆びさせる働きがあり、細胞の老化を早めてしまいます。

適量であれば大きな害はありませんが、大量に摂取することにより体内の活性酸素が増え、当然ながら妊活には良い影響を与えません。

 

では、「適量」とはどのくらいのことを言うのでしょう?

 

厚生労働省では、日本人の「節度ある適度な飲酒」は1日平均純アルコールにして約20g程度であるとしています。

約20gの目安は、下記の通りです。

●ビール(アルコール度数5%)…中瓶1本500ml

●清酒(アルコール度数15%)…1合180ml

●ウイスキー・ブランデー(アルコール度数43%)…ダブル60ml

●焼酎(アルコール度数35%)…1合180ml

●ワイン(アルコール度数12%)…1杯120ml

 

ただし、これは一般的な数値。妊活中の人向けではありません。

 

アメリカのASRM(アメリカ生殖学会)のデータによると

1日2杯以上のアルコール摂取で、不妊の割合が60%増加とあります。

ただし、人種によりアルコールの分解能力に差があるので、

この数値をそのまま日本人に当てはめるのは、ちょっと危険かもしれません。

 

飲酒量が多ければ多いほど不妊のリスクは高まりますので、やはり妊活中はできるだけ断酒/禁酒するのが正解です。

 

しかし、どうしてもそれは辛い!という方に朗報があります。

 

赤ワインに多く含まているポリフェノールは、その抗酸化作用によって卵巣に良い影響を与えるという報告があります。卵巣ガンを抑制する効果があるというデータも有名です。

当院でも以前、毎日グラス半分〜1杯くらいの赤ワインを飲んでいらっしゃった方が45歳と47歳で自然妊娠されたことがありました。

どうしてもお酒が飲みたくなったら、ぜひ少量の赤ワインをチョイスしてみてください。

もちろん着床・妊娠の可能性が少しでもある時期は胎児にも母体にも様々なリスクが生じるので、少量でもNGです。

妊活中は飲酒を控えるというのが大前提ですので、アルコールに弱い方が無理して赤ワインを摂取することも避けてくださいね。

 

食生活・ライフスタイルは人によって様々。当院では一日も早く健康を取り戻していただけるよう、お一人お一人に合わせたアドバイスもさせていただき、妊活をサポートいたします。お気軽にご相談ください。

 

 

 

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